教育支援プログラム for TEACHERS / PARENTS 教育支援プログラム for TEACHERS / PARENTS

活動レポート

2019.08.22   東京都     経済教室
教員研修提供事例

東京証券取引所(以下東証)では、学校の先生方に対し、研修プログラムを提供しています。児童・生徒さんに早いうちから金融経済の知識を学んでもらうため、先生方からの言葉でもお伝えいただきたいと思い、活動しています。同時に、先生方自身の金融リテラシー向上にも取り組んでいます。

研修の一例として、東証内で開催した2日間のプログラムをご紹介します。

【実施概要】
日程:2019年8月 2日間連続で実施
参加者:都内学校勤務教諭24名(小学校:14名、中学校:7名、高等学校:3名)
担当科目:小学校は全科目、中学校・高等学校は社会科が中心
参加目的:初任や中堅研修の一貫での参加が中心

研修プログラムは以下の通りです。全て東証社員が提供しました。
(2日目に一部外部団体のプログラムにも参加いただいています)

研修プログラム(1日目)

①講義「JPXの金融経済教育への取り組み」 東証(JPX)が提供する教材・学校授業への講師派遣・教員向けセミナー・研修プログラム等を紹介
②講義「金融リテラシーは生きる力」 金融リテラシーを学ぶべき理由を社会に出て活躍する人材との繋がり等を含め説明
③ビデオ視聴及び教材体験「株式会社のしくみ」 DVDやロールプレイで「株式会社のしくみ」や「社会や経済の動きと株価」について学習
☆小学校4年生~高校生対象
④東証Arrows見学 見学ツアーで案内している東証の施設を紹介
⑤教材体験「ボードゲーム『ブルサ』」 ボードゲームで株式の模擬売買をすることで、「経済や金融のしくみ」を、「株価の変動」を通じて学習
☆中学生~高校生対象(小学生用には売買単位を小さくしたものを提供)
⑥株式投資体験ゲーム 東証見学施設内にあるゲームを体験(タブレット端末で株式の模擬売買)
⑦講義「東京証券取引所の役割」 証券市場の役割、及び東証の業務内容等について解説

研修プログラム(2日目)

外部団体プログラム 当該研修では、日本銀行金融研究所貨幣博物館を訪問
⑧教材体験「会社を知ろう!会社を応援しよう!」 グループワークを通じて「企業の役割と目的」や「社会の動きと企業との関係」の基礎を学習
☆中学生~高校生対象
⑨講義「人生100年時代の資産形成」 児童・生徒だけでなく、先生方自身へも参考になる資産形成に関する知識や制度について紹介
⑩2日間の振り返り グループごとに今回の研修で学んだことや実際に授業で活用するとしたら何をしたいかなどを意見交換
教材「会社を知ろう!会社を応援しよう!」ワークシート

参加者からの感想等


【参加者からの感想】
・研修プログラムが充実していてよかった。飽きずに取り組めた。
・児童・生徒向けのもの
・民間企業で働く人の姿を間近で見られてキャリア教育や進路指導のための参考になった。
・東証社員の人前での話し方や立ち振る舞いが参考になった。

・金融や経済を敬遠せずに学ぶ大切さを改めて感じた。
・ボードゲームやグループワーク教材を東証が開発・提供しているのを初めて知った。
・どれも熱中して取り組めたので児童・生徒にも体験してほしいと思った。
・金融リテラシーを持つことで幅広い職業選択にも繋がると感じた。


東証では教育委員会や中学・高等学校等が主催する、先生方対象の研修や勉強会等に講師を派遣しています。
年次研修や学校内勉強会等に是非ご検討ください。

実施概要や問合せは 教員対象セミナー・研修ページ をご覧ください。
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