活動レポート
2020.12.30 東京都
経済教室
【オンライン】先生のための冬休み経済セミナー
【開催概要】
開催日 :2020年12月30日(水)
方法 :YouTubeライブ配信
視聴者数:225
コロナ禍での金融経済教育は、オンラインが中心となるかもしれませんが、東京証券取引所(日本取引所グループ)が教育活動へ取り組む目的は変わりません。金融経済の立場から豊かな社会の実現に貢献することを使命に活動しています。
先生方への研修やセミナーも、先生方のご意見をいただきながら、より良い企画の開催に繋げていきたいと思っております。今後とも、弊社の金融経済教育へのご協力のほど、よろしくお願いいたします。
主催者挨拶
増田 剛(東京証券取引所 金融リテラシーサポート部長)
視聴へのお礼を、2020年を振り返りながら申し上げました。
講演①
教員向け時事解説「2021年の経済展望」~コロナ禍での経済情勢を読み解く~
鈴木 亮氏(日本経済新聞社 編集局 編集委員兼キャスター)
2021年の経済展望として、注目ポイントと、日本の産業の行方についてお話いただきました。
講演②
トークライブ「科目連動で教える金融経済」
横山 和輝氏(名古屋市立大学大学院経済学研究科 准教授)
(聞き手)石田 慈宏(東京証券取引所 金融リテラシーサポート部 課長)
科目の垣根を超えて学ぶことにどのような効果があるのか、また数学と経済教育の関係について、歴史を辿りながら解説いただきました。
視聴者からの質問
視聴者からの質問の一部を紹介します。
◆当時の自分にお年玉やお小遣いの使い方について、アドバイスをするなら?
・鈴木氏 :コツコツ貯金、あわてて使わないで。使ったら無くなってしまいます。
・横山氏 :自分のお金は自分で管理させるべきだと思います。使ったらなくなる怖さを知って欲しいです。どれくらいのスピードでお金がなくなるのか、あるいは工夫次第で増やせるのか、自分で体感させます。
◆アフターコロナで必要となるスキルは?
・鈴木氏 :例えば、対面での授業とオンライン授業、コロナ前後で方法が変化したが、その両方が残ると思います。どちらもできる工夫を持っておくことが重要ではないでしょうか。
・横山氏 :先生が生徒と一緒に学ぶ姿勢、あるいは先生が生徒から学ぶ姿勢が大切なスキルとなるのではないでしょうか。これからの時代、さらに新しいツールが開発されるはずです。新しいものに対しては、往々にして生徒の方がすぐに覚えてしまいます。一緒に学ぶ、あるいは謙虚に学ぶ姿勢を見せることを通じて、学ぶ先輩として、生徒へアドバイスができるのではないかと思います。生徒は、先生が何を言ったかではなく、先生がどんな態度で言ったかで学びが変わります。
講師の出演番組(ラジオNIKKEI)
・鈴木氏 :ラジオiNEWS(ラジオNIKKEI第1 毎週木曜日18:00~19:00 生放送)
・横山氏 :渋沢栄一から学ぶ経済(ラジオNIKKEI第1 毎週月曜日12:00~12:30)