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毎年出張授業に伺っている杉並第一小学校。今回は4年ぶりの対面授業を行うことができました。やっぱり対面授業は嬉しいし楽しいものです。

杉並第一小学校は、毎年5年生になると起業体験を行います。
自分たちでチョコレート会社を作るのです。先生に伺ったところ、今後社長・副社長を決め、彼らが中心となり、いくら資金を集めるのか、そのために何株必要なのかを決めるそうです。その後保護者の方、地域の方に協力いただきながら会社を作り、株式を発行し株主を募り、商品を仕入れ、付加価値を付け、販売、最後の決算まで行い、配当金も目指しているとのことです。
私たちは毎年、このプログラムの冒頭に、「経済とは、株式会社とは」という授業を提供させていただいています。

児童の皆さんにはミッションがあります。ですから本当に真剣です。歴代の先輩たちが会社を設立し商品を提供する姿を見てきていて、いよいよ今回が自分たちの番なのです。
授業をしている私達にも「チョコレート会社を作る時は～」と具体的な質問をしてくる児童さんもいらっしゃいました。
教科書を読んで行ういつもの「学問」というより、私達社会人が日々お客様により良いものを提供するために行っていること（本を読んだりセミナーに参加したり学校に通ったり…）と同様の「ミッション達成のための実践的な学び」として出張授業を受講してくれていることがひしひしと伝わってきました。
さて、これから設立会社がどうなるでしょうか。ここからまた児童の皆さんがたくさん成長されるのだろうなと感じ、私達も楽しみです。
このプログラムを支えていらっしゃる先生方、保護者の皆様、地域の皆様が素晴らしいと感じましたし、微力ながら冒頭の授業を毎年お手伝いできることを嬉しく思っています。

杉並第一小学校の5年生の皆さん、がんばってくださいね。


私たち東京証券取引所では、学生の皆様、また先生方に向けて、教育支援プログラムを提供しております。
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