東証のしごと
このような市場を作るための仕事をいくつか紹介します。
マーケット
株式に関する情報を監視し、市場の安全性や信頼性を守る仕事です。
取引のチェック
売買審査部門では、ルールにしたがって、売買が適正に行われているかどうかについてチェックをしています。例えば、わざと株価を変動させる行為(相場操縦取引)や、まだ世の中に発表されていない情報を利用した株式の売買行為(インサイダー取引)などが行われていないかを調査・分析します。調査・分析した案件の数は年間約3,000件にものぼります。
ルールにしたがって売買が適正に行われているかをチェックする仕事です。
ルール違反の取引をする人がいると、きちんとルールを守って取引をしている人が損をしたり、迷惑がかかったりするからです。膨大な取引の中からルール違反の取引を見つけ出すことは、時間と労力がかかるなど大変なこともありますが、私たちの市場で投資家のみなさんの大切なお金を使って取引してもらうためには、なくてはならない仕事だと思っています。
上場の審査
証券取引所では、上場を希望する会社に対して、上場の審査を行います。企業の成長性や、安定した経営を行うことができるか、また、株主にとって重要な情報を会社が正確かつ速やかに公表することができるかなどを調べます。 たくさんの条件をクリアして、会社は株式を上場し、証券取引所で売買を行うことができるようになります。
上場を希望する会社がルールを守っているかどうかを審査する仕事です。
投資家のみなさんが安心して投資できる市場を作り、市場や経済の活性化に貢献するということが、私の仕事の使命であり、やりがいになっています。
システム
東京証券取引所で行われる売買は大半がコンピューターによって行われています。投資家のみなさんに安心して取引してもらうために、より良いシステム作りを日々目指しています。
投資家のみなさんの「こんな取引がしたい」を実現することが仕事です。
時代に合わせてarrowheadを成長させるため、日々挑戦していくことが私たちの仕事です。
証券会社等のチェック
証券会社は証券取引所で取引をする資格を持っています。証券会社がきちんとルールを守って営業しているのかや、証券会社自身の安定性を定期的にチェックしています。
証券取引所に参加している証券会社が、安心して取引することのできる会社であるかどうかをチェックする仕事です。
何か問題点があった場合には、管理体制を向上させるための指導を行うとともに、調査完了から半年後に、本当に改善が行なわれたかどうか確認しています。
証券会社の役職員から、あまり歓迎されない仕事ですが、「指導を受けたおかげで管理体制が充実した。」「会社全体でルールを守ろうという意識が高まった。」などと感謝されたときは、苦労が報われた気がします。
株式とお金の決済
株式が売買された後、株式とお金を交換することを決済といいます。1日に約5~6億株件の決済が行われており、多くの処理を他の機関と協力して確実に行うためのしくみを提供しています。
誰もが安心して取引を行えるよう、決済の視点から使いやすいサービスを整える仕事です。
証券取引所の仕事について

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