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事業概要

背景・目的

東京都は、エネルギーの安定供給の確保や脱炭素化に向け、都内における水素エネルギーの需要拡大・早期社会実装化に取り組んでおり、特に、脱炭素社会の実現に向けて重要となる再生可能エネルギー電力由来の水素(グリーン水素)の活用促進を進めています。​
その中で、今後増大が見込まれる水素需要に対応するため、令和7年10月に「東京都京浜島グリーン水素製造所」を開所し、需要地である都内での水素の地産を行う取組として、都内で初めてとなる大規模なグリーン水素製造を開始しました。​
昨年度に引き続き、今年度も、当該施設で製造された“東京都産グリーン水素”を対象として、市場形式による水素取引を試行する「東京都グリーン水素トライアル取引」を実施します。

本取引の特徴

「令和8年度東京都グリーン水素トライアル取引(京浜島グリーン水素)」は、通常の東京都グリーン水素トライアル取引とは、以下の点において異なります。

  1. 利用側のみのシングルオークションで落札者を決定(都による値差支援無し)​
  2. 原則、落札者の所有容器を利用し、輸送手段も落札者が確保するマイボトル方式を試行
    (対象容器は19.6メガパスカル、都による輸送費負担無し)

主な変更点

令和7年度トライアル取引(京浜島グリーン水素)(前回)からの入札方法の変更点は以下のとおりです。
※( )内はグリーン水素トライアル取引実施規程の関連条文

  1. 利用者の裾野を広げるため、参加事業者は都内中小企業限定とします(第3条第1号)。
  2. 長期の安定的な供給を目指すため、トレーラーを対象とした8カ月間の輸送を試行します(第3条及び第5条)。
  3. マイボトル方式を原則としつつ、トレーラーの確保及び輸送手段を自ら確保することが困難である場合、売主指定の輸送事業者の利用を可能とします(第3条)。

入札の概要

項目 内容
取引対象 以下を満たすグリーン水素
  • 再生可能エネルギー由来の電力を使用し、水電解により製造されたもの
  • ISO14687 Grade D(純度99.97%以上) に準拠したもの
参加資格(抜粋) <利用者>
実施規程別表1に定める東京都内に本店又は支店を有する中小企業者であり、以下の要件を全て充たす高圧ガス複合容器(圧縮水素トレーラー)を自ら確保する必要がある。
  • 高圧ガス保安法第44条第1項に基づく容器検査に合格し、刻印又は標章が掲示(刻印等)されているType1(金属(低合金鋼))の容器であり、その付属品についても附属品検査に合格し刻印された附属品が装置されていること。​
  • 最高充填圧力が14.7MPa又は19.6MPa
  • ​水素ボンベの総内容積は12,000L(12㎥)以上14,700L(14.7㎥)以下
  • 100 NL/min 以上で水素の充填、吐出しが可能
  • 容器ごとに容器元弁あり​
  • 集合主管にストップ弁あり
  • ブルドン管圧力計(元弁含む)によりガス残量を確認可能
  • 安全弁(元弁含む)あり
  • 水素の充填口、吐出し口の取合いが品名:W34山左12、型式:株式会社ハシダ技研工業 TA-0129同等品であること(これらに該当しない場合は別途アダプター等を用意すること)
  • 水素ボンベに日が当たらないように上面、側面、後面に金属板あり
  • 耐圧気密試験実施済
  • 残圧が5MPa以上あること
  • 漏洩、容器弁等に充填の支障となるような損傷がないこと(受入時の車上検査にて漏洩、損傷が確認された容器は受入不可)
  • 特殊車両通行許可制度に基づく通行確認又は通行許可の手続きを自ら実施すること。その際の地先名は「京浜島3丁目5番」、特殊車両通行確認制度(新制度)の路線名は「大田区524号線大田区道17-13号線」、起点側交差点番号は「5339260402」、終点側交差点番号は「5339260401」となる。
入札実施区分 利用者のトレーラー輸送コースの入札を実施する
入札への参加 「入札への参加」ページに記載のメールアドレスに申込書を送付するとともに参加資格の証明書類等を提出(※)
※過去に本事業の入札に参加し、参加資格の証明書等を提出済みの者において、当該証明書の内容に変更ない場合は省略可
入札の方法 当社が指定するウェブフォームにて入札を実施
入札内容 購入単価(円/N㎥)、希望購入数量、充填後のトレーラーの受取希望日
オークションの実施・受渡
  • 利用者のみのシングルオークションを実施​
  • 利用者は自ら輸送手段を確保し、東京都京浜島グリーン水素製造所で受取を行うこと(トレーラー及び輸送手段を自ら確保することが困難な利用者は、売主が指定する輸送事業者を利用)
  • 事業実施者は落札単価の下限(非開示)を定めることができる
輸送 原則、利用者自ら配送を行うこと(トレーラー及び輸送手段を自ら確保することが困難な利用者は、売主が指定する輸送事業者を利用)
オークション結果の公表等 利用側の落札者決定後、利用者のN㎥単位の落札単価、落札数量を公表

入札実施区分

区分 条件
トレーラー輸送コース
  • 供給可能数量は7月~2027年2月の間毎週トレーラー1基。(期間合計最大32基)
  • 充填・受渡スケジュールについては落札者決定後に落札者と事業実施者(契約の相手方は東京都内でのグリーン水素の製造・供給に係る共同研究開発事業における共同研究開発事業者である株式会社やまなしハイドロジェンカンパニー)の間で調整のうえ決定​
  • 京浜島グリーン水素製造所への持込時点の容器の残圧が5MPa以上であること(売主指定の輸送事業者を利用する場合は、トレーラーの残圧を5MPa以上保つこと)。そのため1回で利用できる水素の量は1,936N㎥(2,183S㎥)​
  • 売主の受渡地点において、トレーラー到着時に充填前及び充填後のトレーラー内の水素量を測定(トレーラー内の水素の温度と圧力を元に計算)し、合計充填量に基づいて精算(売主指定の輸送事業者を利用する場合は、売主の受渡地点において、当該輸送事業者が手配したトレーラーへの水素充填時及び当該トレーラーが受渡地点に戻った時点でトレーラー内の水素量をそれぞれ測定(トレーラー内の水素の温度と圧力を元に計算)し、合計使用量に基づいて精算)​
  • トレーラーの搬入・受取日は別になるので、2回輸送が必要
  • トレーラーの搬入・受取りに係る対応時間:平日10時~17時(12時~13時は除く)