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2019/12/27 東証 監理銘柄の指定に関する取扱いについて:メディシノバ・インク

 

以下のとおり、現時点においては、監理銘柄(確認中)の指定は行わないこととしましたので、お知らせします。

1. 銘柄 メディシノバ・インク 株式
(コード:4875、市場区分:JASDAQスタンダード(外国株))
2. 理由  メディシノバ・インク(コード:4875、市場区分:JASDAQスタンダード(外国株)。以下、「同社」という。)は、最近4連結会計年度(2015年12月期から2018年12月期まで)における営業利益及び営業活動によるキャッシュ・フローの額が負であることが確認されたため、上場廃止に係る猶予期間に入っており、2019年12月期の営業利益又は営業活動によるキャッシュ・フローの額が負でなくならないときは、上場廃止となります。
 本日、同社は、2019年12月期における営業利益及び営業活動によるキャッシュ・フローの額が負となる見込みであることを発表したことから、現行制度に従えば、当取引所は、同社の発表をもって同社株式について上場廃止となるおそれがあると認め、監理銘柄(確認中)に指定するところであります。
 一方で、当取引所は、2019年11月29日付「上場子会社のガバナンスの向上等に関する上場制度の整備について」にて公表のとおり、JASDAQ上場会社の業績等に関する上場廃止基準の見直し(業績又は利益計上に関する上場廃止基準に抵触した場合であっても、新規上場審査基準に準じた基準に適合しているときには上場を維持するものとし、施行日から1年を経過する日より前に猶予期間入りしている会社については、猶予期間を2年とする経過措置を設ける。)を行うこととしており、現在、制度改正の手続きを行っています(注)。
 制度改正が現在公表している内容で実施された場合には、猶予期間が2020年12月期まで延長されるため、2019年12月期における営業利益及び営業活動によるキャッシュ・フローの額が負となった場合であっても、同社株式は上場廃止とならないことから、現時点においては、同社株式の監理銘柄(確認中)の指定は行わないこととします。

(注)当該見直しは、2020年2月から実施する予定です。詳細は当取引所ウェブサイト(以下のパブリック・コメント参照)をご覧下さい。
パブリック・コメント
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猶予期間入り銘柄等一覧

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