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2025/11/07 OSEJSCC 2025年10月の円金利スワップ清算金額が過去最高 TONA先物取引高は歴代2位
日本証券クリアリング機構(以降「JSCC」)で清算される円金利スワップ取引と、大阪取引所(以降「OSE」)のTONA3か月金利先物取引が活況を呈しています。
円金利スワップ
2025年10月のJSCCにおける円金利スワップの清算金額は、約1,526兆円となり、過去最高を記録しました。
加えて、JSCCは2025年9月に米国CFTCから、米国人顧客の金利スワップ清算サービスの利用を可能とする決定を受けました。これにより、今後もさらなる市場の拡大が期待されます。
TONA3か月金利先物
2025年10月のOSEにおけるTONA3か月金利先物の取引高は、約25万枚となり、2025年で最高、2023年5月の市場開設来で第2位を記録しました。また、10月末の建玉残高は約8.6万枚となり高水準です。
従来、海外投資家が中心であったマーケットに、2025年より国内金融機関による取引拡大の傾向が見られ、より市場が活発化しています。世界で最も高い流動性を有するTONAの先物市場として、さらなる流動性向上に取り組んでまいります。
JPXは、「中期経営計画2027」において「金利関連商品・サービスの強化・拡大」を掲げております。金利ある世界に向けて、JSCC及びOSEは、今後もリスク管理の強化に努めつつ、市場関係者の皆様のニーズに合わせ、円金利市場のさらなる効率性・利便性向上に向けて取り組んでまいります。
ご参考
円金利スワップ
TONA3か月金利先物
TONA3か月金利先物取引における手数料半額キャンペーンの延長について(2025年9月22日)
TONA3か月金利先物の建玉が10万単位を突破し過去最高を記録(2025年3月13日)
TONA3か月金利先物(商品概要)
TONA3か月金利先物の建玉が10万単位を突破し過去最高を記録(2025年3月13日)
TONA3か月金利先物(商品概要)
お問合せ
株式会社日本証券クリアリング機構
電話:03-3665-1234(代表)
株式会社大阪取引所
電話:06-4706-0800(代表)