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TSE教育ホットライン

Vol.395<先生のための「夏休み経済教室」>活動レポート

8月に開催した<先生のための「夏休み経済教室」>について、活動レポートをまとめました。
当日の様子や、ご登壇いただいた先生方の資料のダウンロード(共催の経済教育ネットワークのWebサイトより)もできますので、
是非ご覧くださいませ。

◆◇『おしごと年鑑2025』発刊のご案内◇◆

朝日新聞出版社制作の『おしごと年鑑』が今年度も発刊されました。

今回の私たちのテーマは、『「東京証券取引所」の歴史を教えて! いつできて、どう発展してきた?』です。
東京証券取引所の歴史と共に、同じころ日本や世界ではどんなできごとがあったのか、と照らし合わせています。
児童・生徒の皆様とお楽しみいただければ、と思っております。

『おしごと年鑑』は、全国の小学校や中学校を中心に約72,000部が寄贈されており、
私たち日本取引所グループをはじめ、120テーマの仕事内容が紹介されています。
今年の寄贈の際には、東京証券取引所のポスターも同封していますので、
学校に掲示いただけると嬉しいです。(小学校向けのポスターにはクイズも付いています。)

また、ワークシートや各学年教科対応表等、授業でもご活用いただけるような情報が
『おしごと年鑑』の紙面・Webサイト共に載っていますので、是非ご覧ください。
そして授業にご活用いただけますと幸いです。

JPX Webサイトに2017年度以降の当グループの掲載内容をまとめています。

◆◇【東証マネ部!】今月の注目記事!!◇◆

「自らの経済状況を管理し、必要な選択をすることにより、現在及び将来にわたって、
経済的な観点から一人ひとりが多様な幸せを実現し、安心感を得られる状態」と定義されるファイナンシャル・ウェルビーイング(FWB)。
金融経済教育の重要性がさけばれるなか、FWBという単語を目にすることも増えてきました。
こちらの記事では、OECD、英国、米国の金融教育とFWBの取り組みを簡単にご紹介しています。

訪日外国人旅行者を意味する「インバウンド」。外国人に人気の観光地のひとつといえば、東京・浅草ですが、
伝統文化を体感できる場所として盛り上がりを見せている一方で、オーバーツーリズムに伴う問題も表面化してきているそう。
こちらの記事では、台東区観光課長の横倉亨さん、同課の弓良昌史さんに課題解決に向けた取り組みについてお伺いしました。

◆◇コラム『メルマガ「中の人(なかのひと)」のつぶやき』◇◆

【9月号】<知ってる?大阪取引所>

皆さま、はじめまして。こんにちは。
今回は、大阪取引所 金融リテラシーサポート部が担当いたします。

さて、皆様は「大阪取引所」と聞いて、どんなイメージを持たれるでしょうか?
「株を売買するところ?」「東京証券取引所とは違うの?」など、さまざまな声が聞こえてきそうです。
実は大阪取引所(OSE)は、日本の金融市場の中でも、特に「デリバティブ取引(先物及びオプション)」を専門に扱う重要な拠点です。
2013年、当時の東京証券取引所グループと大阪証券取引所が経営統合し日本取引所グループが発足しました。
この統合を契機に役割分担がなされ、株式取引は東京、先物・オプション取引は大阪が担う体制となりました。
こうして、東京・大阪の市場の専門性を明確にし、効率的な運営と国際競争力の強化を図っています。

大阪取引所の前身は、1878年に設立された「大阪株式取引所」。
その発起人として知られるのが五代友厚です。
五代友厚は、「東の渋沢(栄一)、西の五代」と称される日本を代表する経済人であり、大阪の近代化と経済発展を牽引、教育や産業の振興にも尽力しました。
特に2025年は、五代友厚の没後140年という節目の年でもあり、大阪取引所では現在、五代友厚に関する特別展示を行っているほか、スタンプラリーなども開催予定です。
そして今、大阪の街が世界の注目を集めています。
2025年4月から10月にかけて開催中の「大阪・関西万博」では、環境・医療・教育など多様なテーマの展示が行われており、子どもたちが社会課題を自分ごととして考えるきっかけにもなっています。

大阪取引所もこの機会を活かし、金融教育イベントなどを通じて、地域とのつながりや皆様の金融リテラシーの向上に積極的に取り組んでいます。
例えば、1階アトリウムでは1935年竣工の当時の面影が残るエリアをご紹介、大阪取引所の見学施設「5階OSEギャラリー」では、金融の歴史や仕組みを学べる展示や、江戸時代の米取引の様子を再現したコーナーなど、楽しみながら経済の基礎に触れられる工夫を行っております。また、「株式会社しくみ」についての説明など、見学とレクチャーを組み合わせたプログラムもご用意しておりますので、是非ご利用ください。
皆様のお越しをお待ちしております。