ゴム(RSS3)先物

商品概要

ゴムとは

工業用に使用されるゴムには、ブラジル原産のパラゴムノキの樹液から採取される天然ゴムと石油化学製品である合成ゴムの2種類があります。合成ゴムの用途が拡大した現在でも、天然ゴムには合成ゴムでは代替できない性質特性があり、総需要の8割近くを占める自動車用タイヤを始め、航空機のタイヤ、高層ビルの免震構造、医療用器具など、用途は多岐にわたります。生産量の約8割がタイ、インドネシア、ベトナムの3国で占められ、日本はその全量を輸入に依存しています。
国際的に取引される天然ゴムの主な形態としては、ゴムの木から採取した樹液成分のラテックス(液状ゴム)、ラテックス液を酸で凝固させシート状にしたUSS(未くん煙シート)、USSをくん煙したRSS(くん煙シート)、樹液採取容器に付着して固まったゴム片など(カップランプ)を粉砕、洗浄、乾燥してブロック状に固めたTSR(技術的格付けゴム)があります。
大阪取引所において商品先物取引の対象とするのは、国際機関や生産国の公的機関によって格付けされた最も標準的なRSS3号とTSR20番です。
(※)RSS3先物とTSR20先物はともに消費税抜きの価格で取引されていますが、RSS3先物は日本国内の倉庫で受渡しを行う際の価格で、受渡しにあたり、消費税が必要となります。一方、TSR20はタイ国内の港で船に積み込む価格となるため、消費税は課税されません。

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参考情報

ゴム先物情報