概要

カントリーファンドとは

特定の国又は地域に対する証券投資を目的とする投資信託です。

カントリーファンドとは特定の国又は地域に対する証券投資を目的として外国で設立されたクローズドエンド型の投資信託です。 運用資金は投資家から集められ、ファンドの投資証券が発行されます。クローズドエンド型とは、投資主が解約請求等を行うことにより換金することができないタイプの投資信託を意味します。ファンドの投資主は運用益を配当として受け取るとともに、キャピタルゲインが期待できます。

投資対象国全体の経済成長を享受することができます。

ファンドの運用会社が、ファンドごとに設定した投資対象国又は地域(以下「投資対象国」といいます。)の証券等に投資家から集めた資金を投資します。ファンドは、一般的に投資対象国の代表的な銘柄に分散投資を行うことから、投資主は個別銘柄の情報を収集することなく投資対象国全体の経済成長の効果を享受することができます。

上場制度(上場審査基準)

上場対象は、外国で設立された証券投資法人の投資証券で、本国の金融商品取引所等に上場又は上場申請されている投資証券です。
主な上場審査基準は以下のとおりです。

上場投資口口数 400万口以上
本邦内投資主数 売買単位(100口)以上を所有する投資主が600人以上
純資産総額 50億円以上
利益の額 新規上場申請日の直前営業期間において利益を計上していること

売買制度

株券と同じ売買方法

カントリーファンドの市場における売買の方法は、通常の株券と同じです。指値注文・成行注文を出すことができます。

信用取引も可能

株券と同様に信用取引の対象となります。制度信用銘柄及び貸借銘柄への選定基準も株券と同様です。

カントリーファンドを売買するには

カントリーファンドの売買を始めるときは、証券会社に外国証券取引口座を開設しなければなりません。
その際、投資家・証券会社間の当該口座における取引に関する権利義務関係を明確にするための取決めを定めた「外国証券取引口座に関する約款」が投資家に交付されます。

外国証券取引口座に関する約款(参考様式:日本証券業協会作成) PDF