概要(ベンチャーファンド)
上場ベンチャーファンドとは
上場ベンチャーファンド市場は、非上場企業への資金供給手段の多様化を図るため、2001年に創設された市場です。運用のプロ(運用会社)が選定した複数の非上場企業等で構成されるポートフォリオをファンドとして上場することにより、個人投資家を含む幅広い投資家に投資機会を提供します。近年、市場の利用活性化に向けて上場制度を再整備しました。
幅広い投資家に開かれたプライベート市場へのアクセス
従来、非上場企業への投資は主に組合等を通じて行われ、その投資家は機関投資家が中心でした。上場ベンチャーファンドは、取引所市場で投資口を売買できる仕組みを通じて、個人投資家を含む幅広い投資家に、少額から非上場企業の成長に投資する機会を提供します。
上場後も成長を追い続ける、長期の運用
上場ベンチャーファンドは、運用期限(満期)を定めないことが可能です。投資先企業が上場した後も継続して株式を保有することで、その後の成長を長期にわたり支えることができます。満期による解散に制約されることなく運用を継続できるため、投資家は、成長企業の中長期的な価値向上を追求することができます。
上場市場ならではの透明性と売買機会
上場ベンチャーファンドには、運用資産の状況や1口当たり純資産額(評価値)の定期的な開示に加え、適時開示制度等の上場市場のルールが適用されます。また、投資口が取引所市場で売買されるため、非上場資産を主な投資対象としながらも、投資家には市場を通じた売買の機会が提供されます。
非上場株式からデットまで、幅広い資産に分散投資
上場ベンチャーファンドは、非上場株式を中心に、非上場時から継続して保有する上場株式や、新株予約権付社債・ローン等のベンチャーデットにも投資することができます。運用会社が選定した複数の投資先や資産に分散投資し、投資先の価値向上による収益を目指すほか、ファンドの運用戦略に応じて、配当や利息等の収益を得ることもあります。
国内外のさまざまな運用戦略にアクセス
上場ベンチャーファンドを通じて、個人投資家が直接投資することが難しい領域にも投資することができます。運用会社は、非上場企業への直接投資のほか、他のファンドへの投資を組み合わせるファンド・オブ・ファンズ(FoF)等の手法を活用し、国内外でさまざまな運用戦略を展開します。投資家は、それぞれの方針や特長を踏まえてファンドを選択することで、多様な運用戦略にアクセスできます。