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2026/01/13 OSEJSCC 国債・円金利デリバティブ市場、2025年は記録づくめの一年に
2025年のJPXの国債及び金利デリバティブ市場では、大阪取引所(OSE)の超長期国債先物及びTONA3か月金利先物の年間取引高がともに市場開設来の最高記録を更新しました。さらに日本証券クリアリング機構(JSCC)における円金利スワップ取引の年間清算金額が過去最高を更新するなど、「金利ある世界」への転換を背景に、市場の拡大と活性化が鮮明となった1年となりました。
OSEの国債・金利デリバティブ市場
超長期国債先物
2025年4月以降、超長期ゾーンの円金利の変動を背景に、投資家の皆様からの超長期国債先物の必要性が再確認されたことを受けて、2025年7月に超長期国債先物が約3年ぶりに約定し、さらには2025年の年間取引高は196,682枚(額面1兆9,668.2億円)となり、1988年の市場開設来最高の記録となりました。年末建玉残高も約2.3万枚となり高水準を維持しています。
TONA3か月金利先物
2023年5月にOSEに上場したTONA3か月金利先物の2025年の年間取引高は2,205,698枚となり、市場開設来最高を更新しました。年末建玉残高も約8万枚と高水準を維持しています。
従来からご参加いただいていた海外投資家に加えて、2025年には国内金融機関の取引が活発化し、今回の記録更新に至りました。
長期国債先物
OSEの国債デリバティブ市場の主力商品である長期国債先物は、2025年10月19日に開設40周年を迎え、記念すべき年となりました。2025年の年間取引高は10,750,902枚(額面1,075兆円)となり、前年を若干下回ったものの、2年連続で1,000万枚を超えたこと、また年末建玉残高も約17万枚と高水準を維持し、市場の活況が続いています。
ミニ長期国債先物
長期国債先物の取引単位の10分の1のサイズでかつ現金決済型であるミニ長期国債先物は、個人投資家にも取引ニーズのある国債デリバティブ商品であり、2025年の年間取引高は7,101枚と前年の約2倍となるなど、長期国債先物とともに市場の活況を牽引しています。
JSCCの円金利スワップ清算
JSCCにおける2025年の円金利スワップ取引の清算金額は、約1京2,202兆円となり、短期金利の変動を背景に過去最高を記録しました。また、2025年9月には米国CFTCから米国人顧客の金利スワップ清算サービスの利用が認められております。
JPXは、「中期経営計画2027」において「金利関連商品・サービスの強化・拡大」を掲げております。「金利ある世界」に向けて、JPX、OSE及びJSCCは、今後もリスク管理の強化に努めつつ、市場関係者の皆様のニーズに合わせ、円金利市場のさらなる効率性・利便性向上に向けて取り組んで参ります。
ご参考
超長期国債先物
TONA3か月金利先物
TONA3か月金利先物の建玉が10万単位を突破し過去最高を記録(2025年3月13日)
TONA3か月金利先物(商品概要)
長期国債先物
ミニ長期国債先物
JSCCの清算・決済サービス
お問合せ
株式会社大阪取引所
電話:06-4706-0800(代表)
株式会社日本証券クリアリング機構
電話:03-3665-1234(代表)