環境に関する情報(TCFD開示)

JPXが開示する環境関連情報は財務情報と同様、いずれもJPX及びJPXグループ会社(東京証券取引所、大阪取引所、東京商品取引所、日本証券クリアリング機構、JPX総研、日本取引所自主規制法人)のグローバル事業100%をカバーしています。

JPXのGHG排出量(Scope 1、2)

JPXの直接排出量(Scope 1)と間接排出量(Scope 2)は以下のとおりです(表示単位以下を四捨五入。以下同じ。)。
(Scope 1、2、3についてはGHGプロトコルが提供する定義を利用しています。)

  
  2020年度
(t-CO2)
2021年度
(t-CO2)
2022年度
(t-CO2)
Scope 1(直接的なCO2排出量) 688 774 824
Scope 2(間接的なCO2排出量) 13,500 11,751 9,041
データセンター運営 9,678 9,641 8,903
データセンター運営以外の事業活動(オフィス利用等) 3,822 2,110 138
合計(Scope 1 + 2) 14,188 12,525 9,865
FTE当たりCO2排出量(Scope 1 + 2) 10.7 9.5 7.2

  • FTEとは「常勤換算された社員の数」をいい、常勤の業務支援者、出向者等は含めていません。
  • 各年度算出時点における最新の環境省公表「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース」に基づき算出
  • 上記のScope 2排出量はGHGプロトコルで定義されている「market-based」方法で計算したものです。「location-based」方法で計算した排出量は2022年度に9,973t-CO2でした。

再生可能エネルギー使用による排出削減

2022年6月に発行したグリーンボンドによる調達資金で、農地における営農と発電を両立する太陽光発電設備及び廃食用油を燃料とするバイオマス発電設備等を取得し、再生可能エネルギーの発電を開始しています。

  2021年度 2022年度
再生可能エネルギー使用量(kWh) 2,926,248 6,066,575
再生可能エネルギー使用による排出削減量(t-CO2) 1,842 3,847

エネルギー使用

JPXのエネルギー使用量は以下のとおりです。

  
  2020年度 2021年度2022年度
電気使用量(kWh) 30,504,690 31,088,511 28,992,676
オフィス利用(kWh) 6,128,439 6,362,674 6,372,003
データセンター等利用(kWh) 24,376,251 24,725,837 22,620,674
ガス使用量(m3) 1,450,443 1,845,993 2,388,026
都市ガス(m3) 300,237 335,249 351,360
ガソリン(m3) 1,150,206 1,510,744 2,036,666

バリューチェーンにおけるCO2排出量(Scope 3)

JPXのScope 3排出量は以下のとおりです(t-CO2)。
なお、スコープ3については15カテゴリー全て算出しております。下記以外のカテゴリーは、当社の事業との関連性が極めて低く0となることから記載を省略しております。

カテゴリー 2020年度 2021年度 2022年度
Scope 3合計 24,733 44,110 27,916
購入した製品・サービス 2,053 2,269 3,126
資本財 18,531 37,530 19,545
燃料及びエネルギー関連活動 2,237 2,294 2,160
事業で発生した廃棄物 95 118 42
出張 1,136 1,251 2,313
雇用者の通勤 471 484 614
下流のリース資産 211 164 116