マーケットニュース

2014/07/29 JPX-R 他人名義株式に起因する上場規則違反について

 

本日、株式会社東京証券取引所(以下「東証」といいます。)は、上場会社の代表者が他人名義で自社株式を保有していたこと(いわゆる「名義株」)に起因した上場規則違反について、当該上場会社に対して上場契約違約金を徴求する措置を実施しました。これは、当該上場会社が、名義株の存在によって新規上場及び市場第一部銘柄への指定に係る審査基準(流通株式比率基準)を充足していなかったにもかかわらず、新規上場等の申請書類において代表者の持株数等に関し虚偽の記載を行い、当該申請書類の真実性に関して宣誓した事項に違反していたものです。

名義株を用いた上場基準の潜脱については、過去に、複数の上場会社において長期間にわたり組織的に行われていた事実が明らかとなっております。それにもかかわらず、この度、名義株に起因する事案が再び発生したことは重大な問題と捉えており、今後同様の事例が発生することのないよう再発防止が図られることが強く望まれることから、広く注意喚起するものであります。

なお、当法人においては、市場の信頼性を確保する観点から、今後とも、上場会社による規則違反が認められた場合には、適正に対処してまいります。

以 上

上場契約違約金(東証サイトへ)

お問合せ

日本取引所自主規制法人 上場管理部
電話:03-3666-0431(代表)