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お知らせ

電力先物取引における帳入値段等の取扱いについて

2021年5月21日

 平素は当社清算・決済業務の運営に格別の御高配を賜り、厚く御礼申上げます。
 さて、当社では、株式会社東京商品取引所に上場する東エリア・ベースロード電力先物取引、西エリア・ベースロード電力先物取引、東エリア・日中ロード電力先物取引及び西エリア・日中ロード電力先物取引(以下「電力先物取引」といいます。)の各月における当月限の帳入値段の取扱いについてご通知(注1)しておりますが、本邦の電力スポット市場における電力価格の昨今の変動状況に鑑み、本年6月1日から当分の間、電力先物取引の各限月について商品取引債務引受業に関する業務方法書の取扱い第15条柱書ただし書に基づき下表のとおり取り扱うこととし、また、下表中のただし書きに基づく変動幅の拡大時には、対象電力先物取引のSPANパラメーターのうち、プライス・スキャンレンジ、納会月割増額及び商品内スプレッド割増額の臨時見直しを実施し、公表日の翌計算区域から見直し後のパラメーターを適用することといたしますので併せて御通知申し上げます。

項目 現行 変更後
当月限に係る帳入値段の変動幅 当日帳入値段は前日帳入値段から20%の変動の範囲内において決定 ・当日帳入値段は前日帳入値段から20%の変動の範囲内において決定
・ただし、同一商品の帳入値段が2計算区域連続(注2)で帳入値段の変動幅の上限又は下限に達したときは、翌計算区域から取引最終日まで当社が市場実勢価格に鑑みて適当と判断する変動幅(%)に拡大
当月限以外の限月に係る帳入値段の変動幅
当日帳入値段は前日帳入値段から10%の変動の範囲内において決定 ・当日帳入値段は前日帳入値段から10%の変動の範囲内において決定
・ただし、同一商品・同一限月の帳入値段が2計算区域連続で帳入値段の変動幅の上限又は下限に達したときは、当月限以外の限月について、翌計算区域から当月限の取引最終日まで20%又は当社が市場実勢価格に鑑みて適当と判断する変動幅(%)に拡大

                                                  以上
(注1)https://www.jpx.co.jp/jscc/information/news/20210326_1.html
(注2)当社が市場実勢価格の水準に鑑みて速やかな拡大が適当と判断した場合は、変動幅に達した日が1計算区域であっても拡大できることとします。