お知らせ
【投資者の皆様へ】商品先物・オプション取引に係るAS-VaRパラメータの設定方法を変更します（2024年8月26日（月）計算分より）。
2024年8月9日
当社では、取引証拠金所要額の相場変動に対するカバレッジの改善を図るべく、商品先物・オプション取引に係るAS-VaRパラメータの設定方法について以下のとおり変更し、8月26日（月）に計算する取引証拠金所要額分から適用することとしますので、お知らせします。
BPLの設定方法の変更
貴金属先物のBPL（Base Profit Loss (先物1枚あたりの取引証拠金所要額に相当)）の設定方法を下表のとおり変更します。
| 変更後 | 現行（参考） | |
|---|---|---|
| 過去参照期間 | 5年 | 1か月又は1年 |
| ボラティリティ調整 (EWMA法*) |
あり | なし |
| 採用値 | 価格変動率の上位97.5%以上の平均値 | 価格変動率の99%tile値 |
*直近の価格変動を重視してボラティリティを計算する方法。
新方式への変更は下表のとおり 段階的に適用します。
なお、段階適用の日程は今後の市場環境等を踏まえ変更する場合がございます。
| 日程 | 適用する値 |
|---|---|
| 8月26日（月）～ | 現行方式の算出値と新方式の算出値を4:1で加重平均した値 |
| 9月30日（月）～ | 現行方式の算出値と新方式の算出値を3:2で加重平均した値 |
| 10月28日（月）～ | 現行方式の算出値と新方式の算出値を2:3で加重平均した値 |
| 11月25日（月）～ | 現行方式の算出値と新方式の算出値を1:4で加重平均した値 |
| 12月23日（月）～ | 新方式の算出値 |
<参考：新方式での試算値>
（8月5日：臨時見直し実施前)
| 新方式 | 本番適用値 | |
|---|---|---|
| 金 | 395,000 | 350,000 |
| 金限日 | 50,300 | 34,400 |
| 白金 | 113,000 | 96,500 |
| 白金限日 | 25,600 | 21,000 |
| 銀 | 360,000 | 297,000 |
| パラジウム | 984,000 | 882,000 |
| 堂島金限日 | 3,867 | 3,353 |
| 堂島白金限日 | 2,276 | 2,406 |
| 堂島銀限日 | 13,460 | 8,010 |
（8月5日：臨時見直し実施後)
| 新方式 | 本番適用値 | |
|---|---|---|
| 金 | 497,000 | 708,000 |
| 金限日 | 51,600 | 52,600 |
| 堂島金限日 | 4,489 | 5,726 |
SFRの設定方法の変更
商品先物・オプションのSFR(Spread Fluctuation Risk(限月間のスプレッド割増額の基礎値))の設定方法を下表のとおり変更します。
| 変更後 | 現行（参考） | |
|---|---|---|
| 過去参照期間 | 1年 | 1か月又は1年 |
| 参照限月 | “2番限月～5番限月の各限月”と“6番限月”のペア |
“5番限月”と“6番限月”のペア |
段階適用は行わず、8月26（月）より新方式の算出値を適用します。
<参考：新方式での試算値（8月5日時点）>
| 新方式 | 本番適用値 | |
|---|---|---|
| 金 | 25,000 | 8,000 |
| 白金 | 20,000 | 9,500 |
| 銀 | 171,000 | 222,000 |
| ゴム（RSS3） | 36,500 | 14,000 |
| とうもろこし | 73,500 | 50,000 |
| プラッツドバイ原油 | 36,000 | 9,500 |
※限月間スプレッドポジションがある商品を抜粋。
| VaR 方式に関する細目の取扱い |
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