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プレスリリース

DRR及びCDMを活用した規制報告の本番稼働について

2025年7月2日

 2025年1月15日付のプレスリリース「DRR及びCDMを活用した規制報告のグローバル標準化への取組みについて」でお知らせしたとおり、日本証券クリアリング機構(以下「JSCC」という)は規制報告の新たなグローバル標準化の枠組みへの対応として、DRR及びCDMを活用した規制報告の枠組みの検討を進めて参りました。この度、計画どおり2025年6月27日に本番並行稼働を開始いたしましたことをお知らせいたします。

 JSCCの代表取締役社長小沼泰之は次のようにコメントしています。
「今回、世界の清算機関及び日本の金融機関として、DRR及びCDMの本番環境への導入を初めてアナウンスできることを光栄に思います。この実現をサポートしてくださったISDAとFINOSを始めとする全ての関係者に敬意と感謝を申し上げます。」

 ISDAのスコット・オマリアCEOは次のようにコメントしています。
「ISDA DRRは、複数の法域におけるデリバティブ取引報告のベストプラクティスを確立するものです。DRRは、CDMを用いることで各報告規制の信頼できる唯一の解釈を、自由に利用可能な機械で実行可能なコードに変換します。これにより、金融機関は報告要件を、コスト効率よく、一貫性と正確性を持って実装できるようになります。JSCCによる導入は、日本における報告業務の自動化に向けた大きな一歩となります。」

 JSCCでは今後、本番データを用いた現行システムとの比較検証を行うとともに、中長期的な視点に立った実証実験等を通じて、DRR及びCDMの活用範囲を引き続き探ってまいります。

参考

  • DRR(Digital Regulatory Reporting):デリバティブ業界の世界的な団体である国際スワップ・デリバティブ協会 (ISDA) によって開発された、デリバティブ取引の規制報告の一貫性と自動化を高めるソリューション。
  • CDM(Common Domain Model):金融サービスにおけるオープンソースを推進する組織であるThe Fintech Open Source Foundation(FINOS)が管理するトランザクションライフサイクル全体にわたってデータとプロセスを標準化し、相互運用性を高める枠組み。

関連リンク

【本件に関するお問合せ先】
株式会社 日本証券クリアリング機構
清算IT戦略部
TEL:03-3665-1234(代表)