ETF投資のリスク

OTCデリバティブ取引(OTCスワップ型ETF)とは

OTCデリバティブ取引に投資するETFの代表例として、OTCスワップ型ETFがあります。OTCスワップ型ETFとは、ETF発行者と主に金融機関との間で、連動対象の指標のリターンを交換するトータルリターンスワップ契約を結ぶことで、ETFの一口あたり純資産額の変動率と対象指標の変動率を一致させる運用手法を採るETFを指します。
OTCスワップ型ETFでは、トラッキングエラーがない反面、スワップ契約のカウンターパーティーの信用リスクが存在します。

OTCスワップ型ETFの信用リスクと投資に際しての留意点

OTCスワップ型ETFの多くは、スワップ契約締結にあたり、契約担保を双方が出し合う内容となっており、万が一、スワップ契約の相手方が破綻しても、スワップ契約の相手方が提供した受入担保を換金することで損失が生じない仕組みとなっていますが、スワップ契約の相手方の破綻により連動対象指標のリターンの交換が停止されるため、ETFの一口あたり純資産額の変動率と対象指標の変動率を一致させることができなくなります。その結果、ETFの基準価額が下落することもありえます。

また、スワップ契約の相手方が提供する担保の種類によっては、ETFが相手方に差し入れた提供担保と同額の換価を得られない場合もあり、その結果、ETFの価値が下落又は無価値になることもあります。
OTCスワップ型ETFの投資にあたっては、スワップ契約の相手方の健全性を確認し、スワップ契約の相手方の信用状況を十分に把握することが重要です。

【一般的なOTCスワップ型ETFの仕組み】

【一般的なOTCスワップ型ETFの仕組み
  • 実際の金銭・有価証券の授受は、ETF発行者の指図の下、受託会社(信託銀行)が行うことになります。

現在、東証に上場しているETFのうち、OTCスワップ型ETFは、外国ETFであるS&P GSCI商品指数Ⓡエネルギー&メタル・キャップド・コンポーネント35/20・THEAM・イージーUCITS・ETFクラスA米ドル建受益証券(コード:1327)及びETFS商品上場投資信託(コード:1684~1697、計14銘柄)の15銘柄です。これらの銘柄は信用リスクへの対応として、スワップ契約の相手方と担保の授受を行わない、スワップ契約の相手方に提供担保を分別保管させ、ETF発行者にスワップ契約の相手方破綻時の提供担保取戻権を付与する、スワップ契約の相手方からの受入担保を米国債等の換金性が高い商品のみに限るなどのリスク低減策を講じています。

 

【OTCスワップ型ETFのリスク低減策の一例】

OTCスワップ型ETFのリスク低減策の一例
  • 実際の金銭・有価証券の授受は、ETF発行者の指図の下、受託会社(信託銀行)が行うことになります。

スワップ契約相手方の金融機関は有価証券報告書に開示されています。投資にあたっては、これらの情報にご留意いただく必要があります。

S&P GSCI商品指数Ⓡエネルギー&メタル・キャップド・コンポーネント35/20・THEAM・イージーUCITS・ETFクラスA米ドル建受益証券(BNPパリバ・インベストメント・パートナーズ・ルクセンブルグ)(英語)icon-block
ETFS商品上場投資信託 (ETFセキュリティーズ・マネジメント・カンパニー・リミテッド)(英語)icon-block