グループCEOごあいさつ

皆様には、平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。


2023年4月、グループCEOに就任した山道です。
私自身、これまで大阪取引所、東京証券取引所の社長を務めた経験を生かしてJPXグループの良いところは残しつつ、新しい領域にも果敢に挑戦し、JPXグループの発展に貢献してまいります。


JPXグループでは、公平公正かつ信頼性の高いマーケットの運営、そして国内外の投資家や企業にとってより魅力的な市場を提供することが引き続き重要なミッションです。


このミッションの達成に向けて、JPXグループでは長期ビジョンを定め、2030年までに「幅広い社会課題に、資金調達・資金循環機能をはじめとしたソリューションを提供するグローバルな総合金融・情報プラットフォームへと進化し、持続可能な社会と経済発展の実現に貢献する」ことを目指しております。


この長期ビジョンの実現に向けた第一ステージとして、中期経営計画2024では、Exchange & beyondというスローガンのもと、安定的市場運営という伝統的な取引所としての機能を強化しながら、同時に、その枠組みに過度にとらわれず新たな領域へも進んでいく、二刀流の姿勢で取組んでおります。


そうした中、政府において策定された「資産所得倍増プラン」は、NISAの抜本的な拡充・恒久化や金融経済教育の充実が盛り込まれるなど、これまでの政府の取組みを大きく前進させる内容であり、「成長と分配の好循環」に向けて、JPXグループが果たすべき役割は、これまで以上に高まっていると認識しております。


そこで、JPXグループの取組みについても、情報発信を強化し、国内外を問わず認知度を高めていく必要があります。また、オープンな組織をさらに強化し、社外・海外など外に目を向ける意識・文化を醸成し、外からの多様な意見や変化・情報を取り入れることを通じて、ステークホルダー目線で、よりよい市場・よりよいサービスの創出につなげてまいります。


我が国資本市場の中核を担うJPXグループとして、安定的な市場運営と公正公平な売買機会の提供、市場の豊富な流動性の確保に努めるとともに、我が国金融・資本市場の発展、経済の成長、豊かな社会の実現に貢献すべく、取り組んでまいります。




2023年4月

株式会社日本取引所グループ

取締役兼代表執行役グループCEO 山道 裕己

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