JPXマンスリー・ヘッドライン

JPXグループ各社では、市場利用者の皆様により魅力の高い市場をご提供するため、様々な取り組み、情報発信などを行っています。これらを毎月コンパクトにまとめ、皆様にお届けします。

6月

証券コードへの英文字組入れの円滑な実施に向けた対応について(5月31日)

証券コード協議会は、一般事業会社等に付番する固有名コード(「1300」から「9999」までの数字4けた)の設定可能な残コード数減少への対応として、2009年4月に固有名コード枯渇後に証券コードに英文字を組み入れるとの基本方針を、2010年3月にその具体的な設定方法を公表していますが、近年進行する残コード数の減少を踏まえ、英文字組入れを円滑に実施する観点から、今般、固有名コードが枯渇する前であっても、2024年1月1日以降に新たに設定するコードから英文字組入れを実施する旨を公表しました。
日本取引所グループ各社では、上場、売買、清算決済、情報配信等、各種業務で証券コードを利用しています。証券コードへの英文字組入れが業務に及ぼす影響範囲が広範にわたることから、今後、関係者との情報共有及び対応促進に注力するとともに、日本取引所グループ各社のシステムと接続するユーザーとのシステムテストを実施するなど、円滑な英文字組入れの実施に向けて、準備を進めてまいります。

「国内初のデジタル環境債であるグリーン・デジタル・トラック・ボンドの発行条件を決定」(6月1日)

日本取引所グループは、グリーン投資にかかるデータの透明性の向上及び関係者の利便性向上を目的とした、ブロックチェーン基盤を活用した社債型セキュリティ・トークンである、第1回無担保社債(グリーン・デジタル・トラック・ボンド)の発行条件を決定しました。今後、投資家様と共にグリーン・デジタル・トラック・ボンドを一層使い勝手の良いものにしてまいります。なお、日本取引所グループは、本スキームの利便性を向上させることで、今後、多くの発行体・投資家の皆様にご利用いただくことを目指します。

「国民のNISAの利用状況等に関するアンケート調査」報告書の公表について(6月15日)

日本取引所グループは、今後の税制改正要望等の参考とするため、また、NISA(少額投資非課税制度)のさらなる普及・促進及び見直し等のため、先般、日本証券業協会と共同で、「国民のNISAの利用状況等に関するアンケート調査」を行い、報告書として取りまとめました。
報告書では、保有する金融資産・有価証券、NISA制度の認知・口座開設状況、NISA口座における投資の状況、NISA制度の改善要望等について取りまとめておりますので、是非ご覧ください。

第21回定時株主総会を開催(6月16日)

日本取引所グループは6月16日に第21回定時株主総会を開催しました。 株主総会では、2021年度の事業の状況や今後の対処すべき課題について報告させていただき、株主の方々による質疑応答を行い、議案をご承認いただきました。 また、来場されない株主の皆様のため、株主総会の模様のライブ配信を実施しました。 日本取引所グループでは、株主の皆様との建設的な対話に努めており、このような対話機会を通じて、長期的な信頼関係を確保していきたいと考えています。

関連ページ

「JPX自主規制法人 年次報告2022」を発行(6月16日)

日本取引所自主規制法人では、その役割や特色、直近の年間活動状況等について取りまとめました「JPX自主規制法人の年次報告2022」を発行いたしました。 自主規制法人の使命は、金融商品取引所がその機能を十全に発揮するための的確な自主規制業務を遂行し、これにより、市場の公正性、透明性に加え、市場に対する信頼性の確保・向上を図ることにあります。 今回の年次報告では、(1)新市場区分への移行に係る対応、(2)総合取引所化に係る対応、といったトピックに加え、2021年度の各種数値データ等も掲載しておりますので、是非、ご覧ください。

関連ページ

日経225マイクロ先物・ミニオプションの上場について(6月17日)

大阪取引所は、新たに取引可能な先物・オプションとして、取引単位を日経225miniの10分の1とした日経225マイクロ先物と、日経225オプション(週次設定限月)の取引単位を10分の1に変更のうえ通常限月も設定した日経225ミニオプションを導入することを決定しました。従来よりも取引想定元本の小さい先物・オプションの活用により、よりきめ細やかなリスク管理が可能になります。取引開始は2023年度第1四半期の予定です。

JPX北浜フェスタ2022を開催(6月~8月)

大阪取引所では、今年8回目となる「JPX北浜フェスタ2022」がスタートしました。 第一弾として、「七夕の願い」では、JPXウェブサイトで願い事を募集し、 短冊にして1階アトリウムにて笹に飾り付けを行っています。アトリウムでも実際に短冊へご記入いただき飾っていただけます。七夕の夜には、オンライン見学ツアーも開催します。イベントの様子は、JPX公式SNSでご紹介します。 また、JPXマネ部!ラボとして、これからの金融リテラシー教育にスポットを当てたパネル展示やセミナー、親子経済教室 in 北浜も開催します。今年は、オンラインだけでなく、一部対面でのセミナーも予定しています。

市場別指数のリアルタイム算出開始について(6月27日)

JPX総研は、6月27日、東証プライム市場指数、東証スタンダード市場指数及び東証グロース市場指数(以下、「市場別指数」という。)について、従来の終値のみの算出・公表からリアルタイム算出・公表(15秒間隔)に変更しました。
2022年4月4日の新市場区分移行と併せて算出を開始した市場別指数については、統計指標としてご利用いただくことを前提に、終値のみを算出・公表しておりました。これについて、算出開始後、市場関係者の皆様から各市場全体の値動きを日中も把握したいとの要望が多数寄せられました。
こうした要望を踏まえ、当社は、統計指標や投資判断の際の参考指標としての機能を更に強化することを目的に、市場別指数について終値算出からリアルタイム算出に変更いたしました。