JPXマンスリー・ヘッドライン

東京証券取引所は、指数ライセンス・ユーザーとの意見交換を通じて東証指数を継続的に改善することを目的として「指数アドバイザリー・パネル」を設置しています。6月10日、第1回のパネルについてオンラインを活用してハイブリッド形式で開催しました。今回のパネルでは、委員から当取引所の指数ガバナンス及び指数コンサルテーションの実施状況等についてご意見を頂きました。東証は、こうしたご意見を参考にしつつ、引き続き東証指数の改善に向けて努めてまいります。

大阪取引所は、新しい上場デリバティブ取引の仕組みとして、コンプレッション取引の仕組みを導入することといたします。これは、立会外市場（J-NET市場）において、リスクエクスポージャーの変化を一定範囲に抑えつつ、市場参加者による保有ポジションの削減を可能とするものです。

大阪取引所は、オルタナティブデータ提供サービスの一環として、J-GATE3.0の本番稼働予定日である2021年9月21日（火）より、arrownetとJ-GATE間のネットワーク経路上で個々の注文電文が各計測地点を通過した時刻をナノ秒単位で記録したデータである、タイムスタンプデータの提供を開始します。また、J-GATEが ITCHプロトコルにて配信する全注文情報（ITCHデータ）について、従前のCSV形式からバイナリ形式へ変更等を実施したうえで、新たにAWSを介して提供します。大阪取引所は引き続き、データサービスの拡充を通して、新たなビジネスの創出、業務オペレーションの効率化及びコストの削減等に寄与することを目指してまいります。

東京証券取引所が2021年2月からサービスを開始している、ETFのRFQ（Request For Quote）プラットフォーム「CONNEQTOR」を経由した売買代金が、サービス開始後5か月で累計100億円を突破しました。 足元でも、利用者数・利用金額ともに順調に増加しており、100億円の累計売買代金のうち、半分程度は6月に行われた売買によるものです。資産運用の高度化が求められているなか、新たなプラットフォームを活用し、より良い価格で効率的に運用を行うべく、金融機関等40社以上が既に利用を開始しています。 CONNEQTORの活用によって「ETFをより早く、より安く」そして「誰でも」「安全に」売買できるマーケットを目指し、今後も改善への挑戦を続けて参ります。