JPXマンスリー・ヘッドライン

JPXグループ各社では、市場利用者の皆様により魅力の高い市場をご提供するため、様々な取組、情報発信などを行っています。これらを毎月コンパクトにまとめ、皆様にお届けします。

11月

日本取引所グループとロンドン証券取引所グループによるネットゼロ気候関連日本株指数の開発(11月2日)

日本取引所グループとロンドン証券取引所グループは、日本の株式市場を広範にカバーするTOPIX500をベースとする気候変動問題関連の新指数「FTSE/JPXネットゼロ インデックス シリーズ」の開発に合意しました。本指数は、温室効果ガス排出量と化石燃料埋蔵量について構成銘柄のウエイトを調整することにより、2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロ(ネットゼロ)の達成を目指します。本指数は2022年4月以降に算出開始予定です。

ITやデータ分析を活用した取引の学習環境の提供に係る実証実験プロジェクト-データ分析教育コンテンツの公開について-(11月8日)

2021年1月より取り組んでいる、ITやデータ分析を活用した取引の学習環境の提供に係る実証実験プロジェクト「J-Quants」について、 本実証実験の一環として提供した「株式分析チュートリアル」に係る教材をSIGNATE Questにて、オンライン講座としてリリースしました。 これらの活動を踏まえ、引き続き、ITやデータ分析を活用した取引を行いやすい環境の提供について検討して参ります。

JPX総研の設立について(11月25日)

海外の主要取引所グループでは、データやテクノロジーを活用したデジタル事業やネットワーク事業の強化を進め、事業の多角化やサービスの高度化を推進しており、我が国においても、新しいデジタル技術を活用した市場の創設に向けた動きなど、急速に環境変化が進展しています。
日本取引所グループは、こうした環境変化に的確に対応し、事業の多角化やサービスの高度化への取組みを更に加速させていくためには、従来の伝統的な「取引所」の枠組みにとらわれず、「取引所」とは異なる新たなカルチャーの醸成を図りながら、M&A や高度人材活用なども通じた柔軟性・機動性に長けた事業展開を目指していくことが必要であると考え、これを抜本的に強化・加速するグループ体制を構築するため、JPX総研を設立することを決議しました。