RFQプラットフォーム"CONNEQTOR"の概要
概要
東京証券取引所は、ETF市場の流動性向上を目指して、2018年にマーケットメイク制度を導入しその後も継続的に改善を行っていますが、それらに加え、立会内市場では執行しにくい大口取引の円滑化のため、2019年10月より、RFQ機能の提供について検討を行ってきました。
これまで、利用者となり得る多くの機関投資家の皆様のご協力をいただきながらデザインを行い、十分なニーズを確認でき、技術的にも実現の目途が立ったことから、このたび、サービスインに向けた本開発を開始することとしました。
この RFQ機能を利用するためのプラットフォームには、「機関投資家・証券会社・マーケットメイカーをより緊密に繋げることで、ETFの取引がもっと効率化されるように」との想いを込めて、「CONNEQTOR」と名付けています。
RFQ機能の概要・取引の流れ
RFQ機能とは、主に機関投資家が、売買を希望する銘柄・数量等を多数のマーケットメイカーに打診し、個別に提示された価格で売買を行うことを可能にする機能です。CONNEQTORでは匿名性を保ちつつ気配提示は高い透明性を保っており、投資家は提示された価格のうち、最良のものでのみ取引することができます。RFQ機能を利用した場合の取引の流れは以下の通りです。
① 投資家は CONNEQTOR上で「XXXX の ETF を YY 円分、買いたい」とのリクエストを送信します。
② マーケットメイカーは価格を提示します。
③ 投資家は提示された価格(※常に最良の価格が表示されます)でよければ、取引を打診します。
④ 最良価格を提示したマーケットメイカーは打診された取引を確認し、承認します。
⑤ 投資家及びマーケットメイカーがそれぞれ、あらかじめ指定した証券会社が取引について承認します。
⑥ 承認された取引は、ToSTNeT市場に発注され、取引所取引として売買が成立し、清算・決済が行われます。
⑦ 投資家は取引の状態、操作履歴及び表示結果の全てについて、ログを取得することが可能です。
機関投資家向け情報
CONNEQTORのサービス概要
投資家向けのサービス概要は以下資料をご参照ください。
機能やサービスの詳細について順次アップデートさせていただきます。
ご不明点などがあれば下記の宛先までお問合せください。
CONNEQTORの概要 |
 |
投資家向けCONNEQTORセキュリティ紹介リーフレット |
 |
機関投資家が利用できる証券会社(取引参加者)
機関投資家はCONNEQTOR稼働初日より、以下の証券会社(取引参加者)を通じて売買を行うことができる予定です。今後、お申し出があるごとに追記します。
(2021年1月28日現在、五十音順)
SMBC日興証券 |
岡三証券 |
ゴールドマン・サックス証券 |
JPモルガン証券 |
大和証券 |
東海東京証券 |
野村證券 |
丸三証券 |
みずほ証券 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
QUICK社の専用線での接続
インターネット接続に加え、QUICK社の端末(QUICK Workstation)をご利用の方は、同社との既存の専用線を通じてCONNEQTORに接続できます。また、その場合も追加の費用は必要なく現在のQUICK社の端末のご利用を継続いただくことが可能となります。
詳細をご希望の方は"sales.conneqtor.ug@quick.jp"までお問合せください。
* QUICK Workstationの新規追加ご契約の場合、別途月額情報提供料がかかります。
お申込み方法
お申込み方法については、以下のリンク先をご参照ください。