TOPIXの見直し

背景

TOPIX(東証株価指数)は、日本の株式市場を広範に網羅するとともに、投資対象としての機能性を有する我が国を代表するマーケット・ベンチマークとして、1969年7月1日の算出開始以来、広く市場関係者に利用されてきました。
近年ではパッシブ運用の隆盛などに伴い、TOPIXを投資対象とするETF及び年金信託運用等の連動運用資産は約110兆円となるとともに(2024年3月末時点)、大阪取引所及びシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)においてTOPIXの先物取引が行われるなど、様々な形で利用されています。
今般の一連のTOPIXの見直しは、市場区分の見直しを契機に、連続性を確保しつつ、市場代表性に加え、投資対象としての機能性を更に高めることを目的に行うものです。

概要

TOPIXは日本株の市場平均を示すベンチマークとして国内外で定着しています。2022年4月の東証の市場区分再編を契機に取り組んでいる、TOPIXの投資対象としての機能性を高める⾒直し(第⼀段階の⾒直し)が2025年1月末に完了します。 これに続く第⼆段階の⾒直しとして、TOPIXの多額の連動資産や幅広い利用を踏まえて、指数の連続性を確保しつつ、全市場区分(プライム市場・スタンダード市場・グロース市場)を対象として流動性をより重視して銘柄の定期入替を実施するなど、広範網羅性や投資対象としての機能性を更に⾼める⾒直しに着⼿します。第⼀段階の⾒直しと同様、次期TOPIXへの円滑な移⾏や市場影響の緩和の観点から、周知や移⾏の期 間を⼗分確保し、移⾏は段階的に実施します。

指数コンサルテーション-TOPIX等の見直しについて
TOPIX等の見直しについて PDF
浮動株比率一覧(2024年8月30日時点) icon-csv