JPXマンスリー・ヘッドライン

JPXグループ各社では、市場利用者の皆様により魅力の高い市場をご提供するため、様々な取り組み、情報発信などを行っています。これらを毎月コンパクトにまとめ、皆様にお届けします。

6月

中流動性銘柄(TOPIX Mid400構成銘柄)における呼値の単位の適正化について(6月5日)

東京証券取引所は、中流動性銘柄(TOPIX Mid400構成銘柄)について、6月5日に立会市場における呼値の単位を適正化しました。具体的には、TOPIX100構成銘柄に適用されている呼値の単位を、TOPIX Mid400構成銘柄にも適用する制度変更を実施しました。 これにより、よりきめ細かな値段で注文を出すことが可能となり、個人投資家や長期投資家を中心に多様な投資家が、今まで以上に売りたい価格、買いたい価格で株式を売買できる環境が整いました。 東京証券取引所では、投資家の皆様の利便性向上に寄与すべく、今後も様々な施策を行ってまいります。

野村総合研究所の有価証券受発注管理システムと CONNEQTORとの直結開始について(6月12日)

東京証券取引所(以下「東証」)は、6月12日から、ETFのRFQ(Request For Quote)プラットフォームであるCONNEQTORと、野村総合研究所が提供する有価証券受発注管理システム(SmartBridge Advance、以下「SBA」)との直結を開始しました。
これにより、資産運用会社等のトレーダーがSBAに入力した注文はCONNEQTORにそのまま連携され、トレーダーはCONNEQTOR上で世界中のマーケットメイカーとより早く、確実に取引できるようになりました。ETFの取引コストが低減するとともに、取引にかかる時間も短縮でき、資産運用会社等の業務効率化にも貢献することが期待されます。
東証では今後も引き続き、「ETFをもっと早く、もっと安く」取引できるように、様々な施策を行っていきます。

ESG関連ETF・ETNの純資産残高が4,000億円を突破!(6月15日) 

東京証券取引所に上場するESG関連ETF・ETNの合計純資産残高 が、2023年6月8日に上場したiシェアーズ MSCI ジャパン気候変動アクション ETF(2250)への資金流入等を背景に4,000億円を突破しました。
上場銘柄の投資対象カテゴリーについても、株・REIT・債券といった幅広い資産をカバーしておりますので、投資者の皆様におかれましては様々なアセットクラスに対するESG投資に当たってご活用いただくことが可能です。
東証としても引き続き、ESG関連ETF・ETNのラインナップ拡充や投資者の皆様にご活用いただける環境の構築を推進し、ESG投資を通じた持続可能な社会の実現の後押しを目指しています。

第22回定時株主総会を開催(6月16日)

日本取引所グループは6月16日に第22回定時株主総会を開催しました。 株主総会では、2022年度の事業の状況や今後の対処すべき課題について報告させていただき、株主の方々による質疑応答を行い、議案をご承認いただきました。 また、来場されない株主の皆様のため、株主総会の模様のライブ配信を実施しました。 日本取引所グループでは、株主の皆様との建設的な対話に努めており、このような対話機会を通じて、長期的な信頼関係を確保していきたいと考えています。

関連ページ

「JPX自主規制法人 年次報告2023」を発行(6月16日)

日本取引所自主規制法人では、その役割や特色、直近の年間活動状況等について取りまとめました「JPX自主規制法人の年次報告2023」を発行いたしました。 自主規制法人の使命は、金融商品取引所がその機能を十全に発揮するための的確な自主規制を実行し、これにより、市場の公正性、透明性に加え、市場に対する信頼性の確保・向上を図ることにあります。 今回の年次報告では、(1)市場・社会環境の変化に即した上場審査の実施、(2)新市場区分への移行後の上場管理、(3)商品先物等取引参加者への対応状況等、(4)双方向型の売買審査の強化、といったトピックに加え、2022年度の各種数値データ等も掲載しておりますので、是非、ご覧ください。

関連ページ

四半期開示の見直しに関する実務検討会の設置(6月6日、29日)

東京証券取引所は、6月6日に四半期開示の見直しに関する実務検討会の設置を公表し、6月29日に第1回会合を開催しました。2022年の金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」報告において、上場会社の四半期決算開示について、コスト削減や開示の効率化の観点から、金融商品取引法の四半期報告書(第1・第3四半期)を廃止し、取引所規則に基づく四半期決算短信に「一本化」する方向性が示されました。本検討会は、示された方向性に沿った具体的な実務を検討することを目的に設置しました。投資家、上場会社、学識経験者その他の市場関係者の意見を踏まえ、より良い実務となるよう、検討を進めてまいります。

JPX北浜フェスタ2023を開催(6月~8月)

大阪取引所では、今年で9回目となる「JPX北浜フェスタ2023」がスタートしました。今年は4年ぶりに実開催を中心とした開催となります(一部オンライン開催)。 第一弾イベントである「七夕の願い」では、1階アトリウムにて笹に願い事の飾付けを行っています。七夕の夜には、見学ツアー(実開催、オンラインのハイブリッド)も開催します。この他、「JPXマネ部!ラボ」のイベントとして、親子経済教室in北浜、各種セミナー、パネル展示を予定しています。イベントの様子は、JPX公式SNSで随時紹介します。