JPXマンスリー・ヘッドライン

JPXグループ各社では、市場利用者の皆様により魅力の高い市場をご提供するため、様々な取組、情報発信などを行っています。これらを毎月コンパクトにまとめ、皆様にお届けします。

11月

決算短信のHTML化に関する共同実証実験について(11月4日)

東京証券取引所では、2021年12月を目途とするTDnetのリプレースにあわせ、上場会社の決算短信及び四半期決算短信並びに上場REITの決算短信等のうちXBRL化されていない「経営成績等の概況」、「セグメント情報」といった定性的情報の記載について、従来のPDF形式に加えHTML形式で開示可能とする実証実験を宝印刷株式会社及び株式会社プロネクサスのご協力を賜り開始します。本共同実証実験への上場会社の皆様のご参加、HTML形式での開示は任意でございます。従来どおりPDF形式及びXBRL形式のみでの開示も可能ですが、ぜひご協力賜りますよう、お願い申し上げます。

JPX・TSEの「ESG情報開示実践ハンドブック」、UNCTADより受賞(11月18日)

日本取引所グループと東京証券取引所が上場会社の自主的なESG情報開示を支援するために2020年3月に公表した「ESG情報開示実践ハンドブック」は国連貿易開発会議(UNCTAD)が主催する「ISAR Honours」を受賞しました。ISAR Honoursは、サステナビリティ及び持続可能な開発目標(SDGs)に関連する企業情報の開示を促進するための各国および国際的な取組みを奨励することを目的としており、2018年の創設以来、毎年開催されています。

「JPX ESG Knowledge Hub」の開設について(11月20日)

日本取引所グループは11月20日、当社のウェブサイトに「JPX ESG Knowledge Hub」を開設しました。このESG Knowledge Hubは、上場会社におけるESG情報開示を促進する観点から、ESG投資への理解の助けになるコンテンツ・情報にワンストップでアクセスできるようにすることを意図しております。オンラインでの「ESG 情報開示実践セミナー」シリーズをはじめ、上場会社のESG情報開示事例や、ESG情報開示枠組みの紹介、機関投資家のESG投資に関する情報、ESG評価機関の紹介等のコンテンツを提供しています。JPX ESG Knowledge Hubはどなたでも無料でアクセスできますが、上場会社には、メンバー登録していただくことでより効果的に活用いただけます。

タイ先物取引所との天然ゴム商品上場に関する合意書締結について(11月25日)

大阪取引所(以下「OSE」)は、タイ先物取引所(以下「TFEX」)と新たな天然ゴム先物商品上場に関連する合意書を締結しました。これに基づきTFEXは、OSE天然ゴム(RSS3)先物受渡値段を最終清算値段とした現金決済型の天然ゴム先物(名称:Japanese Rubber Futures)を、2020年11月30日に上場しました。
天然ゴムの世界的な価格指標である先物を上場しているOSEと、天然ゴムの主要生産国であるタイの取引所であるTFEXは、引き続き相互協力を進め、ゴム先物市場の更なる利便性の向上及び活用の多様化を目指していきます。