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JPXからのお知らせ

2025/01/15 OSE 上海天然ゴム先物の上場について

 

大阪取引所(以下「OSE」)は、上海先物取引所(以下「SHFE」)に上場している天然ゴム先物の価格を対象とした現金決済型の「上海天然ゴム先物」を2025年5月26日(予定)に上場することとし、これに関連して、本日、SHFEとOSEとの間でライセンス契約に係る調印式を上海で開催しましたので、お知らせいたします。
本先物の上場により、国内外のゴム関連事業者が中華人民共和国において保有する天然ゴムの在庫の価格変動に対するヘッジを可能とするほか、中華人民共和国及び本邦における天然ゴムの価格差に対する裁定取引等を通じて当取引所の既存のゴム先物の流動性向上も期待されます。
※本件に関してパブリック・コメント募集手続きを実施中

上海天然ゴム先物に関するライセンス契約の調印式
上海天然ゴム先物に関するライセンス契約の調印式

上海天然ゴム先物に関するライセンス契約の調印式

上海先物取引所 鲁东升CEOのコメント

2024年は、上海市と大阪市は友好都市提携を行ってから50周年を迎える年であり、その友情は上海先物取引所と大阪取引所の間においても長く続いています。
本日のライセンス契約により、業界内で広く活用されている両者の市場を通じて、日本の国内外の生産者と消費者に中国の価格を提供することが可能になりました。これは、世界中の企業に新たな価格情報とリスク管理機能を提供することにも寄与するでしょう。
また、本ライセンス契約の締結により、両都市間の関係の継続的な発展の促進と、両取引所間の協力関係がさらに深まることでしょう。
2025年5月26日に上海天然ゴム先物が大阪取引所に上場するのを楽しみにしています。

大阪取引所 代表取締役社長 横山 隆介のコメント

OSEとSHFEとは従前から協力関係を築いて参りましたが、その一つの成果として、2025年5月26日に、上海天然ゴム先物を大阪取引所に上場すること、心より喜ばしく誇りに思っています。
世界の天然ゴム先物市場の中心はアジアとなっており、日本の天然ゴム先物市場は、1952年に取引を開始するなど、日本の商品先物の中で最も歴史があるとともに、需要側、供給側を含めて多くのステークホルダーに活用されており、RSSにおける国際指標の一つとして認知されています。一方で、上海先物取引所の天然ゴム先物は世界最大の市場流動性を持つゴム先物市場です。
このように、世界で最も規模の大きい中国市場と、取引所で取引されているゴム先物のなかで最も歴史の深い日本市場との関係を深めることは、世界のゴム先物市場の発展において極めて意義の高いことと考えています。
上海天然ゴム先物の上場により、様々な市場参加者の取引機会を拡大し、結果として両国のゴム先物市場の更なる流動性拡大、市場発展に繋がるものと信じています。

 
プレスリリース PDF
 

お問合せ

株式会社日本取引所グループ 広報・IR部(大阪)
電話:06-4706-0800


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