売買のルール

競争売買の原則

東証での売買は、売買の成立に関する基本的な原則である「競争売買の原則」に基づいて行われます。「競争売買の原則」とは、価格優先の原則(売りについては最も値段の低い注文が優先し、買いについては最も値段の高い注文が優先する)と時間優先の原則(同じ値段の注文については、先に出された注文を優先する)から成り立っています。この2つの原則に従い、最も優先する売り注文と最も優先する買い注文との値段が合致した時に、その値段を約定値段とする売買が成立します。

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制限値幅(ストップ値)

株価というのは、本来は市場の実勢に任せて形成されるべきですが、あまりにも急激な株価の変動で投資家が冷静な投資判断ができずに不測の損害を被らないように、東証では、株価の1日の変動幅を一定の範囲に制限しています。
これを制限値幅といい、前日の終値を基準として各銘柄の価格帯によってその値幅が定められており、例えば前日の終値が500円以上700円未満であれば、その値幅は上下100円となっています。