北浜博士のデリバティブ教室

日本のデリバティブ投資家の種類

デリバティブ市場全体の取引の規模を把握するには、取引高や取引代金のデータがありますが、その内訳として、どんな投資家がどれくらいの規模の取引を行っているかを把握するために、投資部門別取引状況が集計・公表されています。

投資部門別の種類については、まず、自己取引と委託取引に二分されます。さらに委託取引については大きく4つのカテゴリに分類されます。

投資部門別の種類

(例)大阪取引所の投資部門別取引高構成比率

(例)大阪取引所の投資部門別取引高構成比率

上図は、1990年から2013年まで10年ごとに大阪取引所に上場している全商品の投資部門別取引状況の割合をグラフにしたものです。
自己取引の割合が減る一方で、個人投資家や海外投資家の割合が増えてきていることから、日本市場は海外投資家の関心が高く、また個人投資家の参入も活発になってきていることが分かります。