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ESG評価機関等の紹介

ISS STOXX

ISS STOXXについて

ISS STOXXは、グループ会社を通じて、資本市場の参加者に対し、議決権行使助言およびコーポレート・ガバナンス分野で長年培ってきた知見を背景に、データドリブンなリサーチおよびテクノロジーソリューションを提供するグローバルリーダーです。アセットマネージャー、アセットオーナー、保険会社、銀行などの金融機関が、投資機会の特定、ポートフォリオにおけるリスク(定量・定性)の把握、ならびに高度化する規制要件への対応を行うことを支援しています。企業やコンサルティング会社への支援やデータプラットフォームの提供は独立した組織であるISS-CORPORATEを通して行われています。

ISS STOXXはドイツ取引所グループを主要株主とし、世界19か国・33拠点に約3,400名の専門家を擁しています。約6,400の顧客基盤には、世界を代表する機関投資家をはじめ、ESG、ガバナンス、サイバーリスクの高度化を通じて企業価値向上を目指す企業も含まれています。ISS STOXXのソリューションは、ステークホルダーにとって価値ある意思決定を支える基盤として活用されています。

また、ISS STOXXのサステナビリティ・ソリューション(ISS ESG)は、データ、格付け、スクリーニング、気候・ネイチャー分析、エンゲージメント支援を統合的に提供し、投資家によるリスク管理および機会創出、ならびにグローバル規制への対応を支援します。

ISS ESG評価の概要

ISSのESG評価は投資家評価の視点で評価項目やウェイトの見直しが継続的に行われ、最新の市場動向を踏まえた分析に基づいています。同時に、企業向けのリサーチデータ検証用プラットフォームのCOMPASSを通して企業にフィードバックを行うことで、企業、評価機関そして投資家の認識ギャップの低減を図ります。

ESG評価は議決権行使助言レポートにも反映され、投資家と企業の一貫したエンゲージメント活動を行う情報基盤を構築しています。

ESGコーポレート・レーティング

ISS ESGコーポレート・レーティングは、企業のバリューチェーン全体を対象に、ESGに関連するリスク、機会および社会・環境への影響を包括的に評価する枠組みです。本評価は、国際的なガイドラインに基づく体系的な手法により、企業のサステナビリティ・パフォーマンスを絶対評価(ベスト・イン・クラス基準)で測定し、A+(最上位)からD-(最下位)までの12段階で格付けを付与します。

本レーティングでは、企業が重要なサステナビリティ課題に適切に対応する能力、負の影響の低減および正のインパクトの創出、ならびに持続可能な経済への移行に伴う機会をどの程度効果的に捉えているかを評価します。加えて、スコアの構成要素となる詳細データは、投資家による個別分析や運用戦略への応用にも活用可能です。これにより、機関投資家の投資判断およびスチュワードシップ活動を実務的に支援します。

環境・社会開示クオリティスコア(ESQS)

Environmental and Social Disclosure QualityScore(ESQS)は、約8,000社を対象に、25の業種グループごとに企業開示の質を評価する指標です。公開情報に基づき、重要な開示項目、開示不足、ならびに開示内容の具体性や網羅性を精査し、企業の環境・社会領域における情報開示の信頼性と透明性を評価します。

本スコアは、同一業種内での相対比較により算出され、毎年のメソドロジー見直しを通じて、進化する開示基準や投資家期待との整合性が図られています。これにより、投資家は表面的な開示にとどまらず、潜在的なESGリスクや改善余地の特定が可能となります。

ESQSは議決権行使助言レポートにも掲載され、参考情報として活用されます。

ガバナンス・クオリティスコア(GQS)

ISSのGovernance QualityScore(GQS)はグローバルなカバレッジに基づき、監査・リスク監督、取締役会構造、報酬、株主の権利という4つの主要領域における企業ガバナンスを対象に、高度かつ包括的な評価を可能とするスコアリングおよびスクリーニング・ソリューションを提供しています。GQSは議決権行使助言レポートにも掲載され、参考情報として活用されます。

SDGインパクト・レーティング

SDGインパクト・レーティングは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)をフレームワークとして活用し、企業のバリューチェーン全体を対象に、事業活動における負の外部性の管理状況および製品・サービスを通じた機会創出の程度を評価します。

  • テーマ別評価:企業のインパクトは、「製品・サービス」「オペレーション管理」「コントロバーシー(不正・不祥事)」の3つの柱に基づいて評価されます。
  • 粒度の高いおよび集約スコア:1社あたり約120のデータポイントに基づき、テーマ別の詳細な評価と、統合されたインパクト評価の両方を提供します。

企業向けリサーチデータ検証プラットフォーム(COMPASS)

ISSが実施する議決権行使助言およびリサーチの対象企業は、データ検証ポータルCOMPASSを利用することが可能です。本プログラムを通じて、自社に関するレポート(議決権行使助言・ESG格付)のダウンロードに加え、400以上のガバナンスデータポイントの内容確認・検証を行うことができます。またCOMPASSの豊富なツールは、情報開示の効率化、他社とのベンチマーク比較、そしてESG格付けの改善を可能とします。
詳細については以下をご参照ください。

ISS ESGコーポレート・レーティングのメソドロジー

メソドロジーに関する詳細はウェブサイトからダウンロードいただけます(英文のみ)。

1. 方法論の基盤

ISS ESGのコーポレート・レーティングは、国連グローバル・コンパクト、OECD多国籍企業行動指針、国連ビジネスと人権指導原則、SDGsなどの国際的枠組みを基盤としています。加えて、ISSB(IFRS S1・S2)、SASB、ESRS、GRI、CDPといった開示スタンダードや規制動向も反映しています。
これにより、投資家はグローバル基準と整合した形で投資判断を行うことが可能となります。

評価は、サプライチェーンから製品利用・廃棄に至るまで、企業のバリューチェーン全体を対象とし、ESGリスク・機会・インパクトを包括的に分析します。また、SDGsへの正負の影響や国際規範違反(コントロバーシー)も評価に組み込まれています。

2. マテリアリティ(重要性)

本レーティングは「ダブル・マテリアリティ(財務およびインパクト)」の考え方を採用し、中長期的な企業価値創出に焦点を当てています。
企業活動が社会・環境に与える影響は、最終的に財務リスク・機会にも反映されるとの前提に立ち、幅広いESG課題を評価対象としています。

主なリスク・機会の例は以下の通りです。

  • 市場リスク:持続可能な製品需要の変化
  • オペレーショナルリスク:労働環境の不備
  • 信用リスク:低炭素移行に伴う資産の座礁
  • レピュテーション:ESG問題によるブランド毀損
  • 規制リスク:法令違反による罰則

3. 業種別評価とPrime基準

業種ごとのESGリスクの違いを踏まえ、「環境」と「社会・ガバナンス」の2軸で業種分類を行うマトリクスを採用しています。この位置付けにより評価の重み付けおよび「Prime基準(優良企業の基準)」が決定されます。Prime認定は、業種ごとに設定された閾値(B-、C+、C)以上の評価を得た企業に付与され、一般的にはC+が標準的水準です。リスクの高い業種ほど、より高い基準が求められます。

PRIME認定バッジはこちらからお申し込みください。

4. レーティング構造

レーティングは大きく以下の2軸で構成されます。

  • 環境(Environmental)
  • 社会・ガバナンス(Social & Governance)

さらに各軸はカテゴリー・トピック・指標へと階層化され、約700の指標プールから業種別に約100指標が選定されます。
標準指標(約50~60%)と業種特有指標(約40~50%)を組み合わせることで、業種内での比較可能性と個別性の両立を図っています。

5. 重み付け(ウェイティング)

各トピックの重要性に応じて業種別に重み付けが設定されます。主な考慮要素は以下の通りです。

  • ビジネスモデル特性やサプライチェーンリスク
  • IFRS、GRI等の開示基準
  • 規制動向
  • 学術・技術的進展
  • SDGsへの影響
  • コントロバーシーの実績

2026年には、ガバナンス領域(企業統治・ビジネス倫理)の最低ウェイト(各5%)を設定する新ルールが導入され、全体ウェイトは10〜17.5%に引き上げられました。これは、ガバナンスの重要性が業種横断的に高いとの認識に基づいています。

ESGの企業格付けプロセス

評価は専門アナリストにより社内で実施され、公開情報を主なデータソースとします。企業とは初回評価時および通常2〜3年ごとに対話機会が設けられ、企業はドラフト評価の確認や情報提供(非公開情報含む)を行うことが可能です。

また、企業はCOMPASSプラットフォームを通じてレーティング情報を確認でき、随時フィードバック提出も可能です。レーティングは原則年次更新されるほか、以下の場合に随時見直しが行われます。

  • 重要なESG開示や目標設定の更新
  • 新たなコントロバーシーの発生
  • M&A等のコーポレートアクション

情報源は企業開示、議決権関連資料、メディア、政府・国際機関、NGO、各種データベースなど多岐にわたります。

企業向けサービス、ISS-CORPORATEについて

ISS-CORPORATEは、ISS STOXXとは独立して運営される組織として、企業向けに高度なSaaSプラットフォームおよび専門的アドバイザリーサービスを提供しています。中核となるCOMPASSプラットフォームは、データとリサーチに基づき、企業が機関投資家、規制当局、金融機関等の主要ステークホルダーに対して発信するシグナルを可視化・分析し、戦略的な意思決定を支援します。

ISS-CORPORATEは、コーポレート・ガバナンス、役員報酬、サステナビリティといった領域において、実務に直結するデータ、分析ツール、助言を提供し、企業が市場の期待に即した対応を行いながら、レジリエンスの強化と中長期的な価値向上を実現できるよう支援します。

25年以上にわたる知見の蓄積と、グローバルに拡張されたデータ基盤により、企業はステークホルダーからの評価や市場の動向を多面的に把握することが可能となります。これにより、変化する市場環境に先んじた対応と、より高度なガバナンスおよび経営戦略の構築が可能となります。

ISS-CORPORATEへのお問合せ

Eメールアドレス:support-asia@iss-corporate.com
電話番号:03-5217-7896(企業向け)
ISS-CORPORATEのウェブサイトはこちらです。

ISS STOXXへのお問合せ

電話番号:03-5217-7893(機関投資家向け)
ウェブサイトはこちらです。

ISS-CORPORATEのセカンド・パーティ・オピニオン・サービス(SPO)について

ISS-CORPORATEは、グリーンボンド、ソーシャルボンド、サステナビリティボンドおよびサステナビリティ連動型ファイナンスに関する枠組みについて、独立かつ客観的な評価(セカンド・パーティ・オピニオン)を提供しています。

ISS-CORPORATEのSPOは、国際的なグリーンファイナンス基準および市場慣行に照らし、貴社のフレームワークの適合性および信頼性を評価することで、投資家からの透明性と信認の向上を支援します。これにより、資金調達における競争力の強化および幅広い投資家層への訴求が可能となります。

ISS-CORPORATEは、独自のESGデータ基盤と深い専門性を活かし、発行体が市場に対して自社のサステナブル・ファイナンスの意義を効果的に発信できるよう支援します。これまで900件以上のSPO実績と、600以上の詳細な評価基準に基づき、金融、公益、不動産等の多様なセクターにおいて包括的な評価を提供してきました。

こうした知見により、企業が投資家・金融機関・ステークホルダーの高度化する期待に適切に対応し、持続可能な資金調達の信頼性を一層高めることを支援します。

サステナブル・ファイナンス・サービスの詳細については、ISS-CORPORATE ソリューション・エキスパートまでお問い合わせください。

免責事項

本文は英語版を日本語に翻訳したものです。英語版と本翻訳の間に矛盾がある場合は、英語版が優先されます。本文および本文に含まれるすべての情報は、Institutional Shareholder Services Inc.(下「ISS」)またはその子会社に帰属します。ISSの書面による事前の許可なく、本情報の全部または一部を複製または再頒布することを禁じます。ISSは、本情報に関して明示的または黙示的な保証または表明を行うものではございません。