パブリック・コメント

新デリバティブ売買システム導入に伴う先物・オプション取引制度改正要綱(案)

当社は,国際的な競争力向上の観点から,世界標準の機能・性能を備えた新デリバティブ売買システムを導入し,当社市場の流動性向上を図るとともに,投資家の利便性向上に資するため,先物・オプション取引制度の見直しを行うこととし,平成21年7月28日にその制度要綱を取りまとめました。

当社は,平成21年7月28日から8月18日まで,本件についてパブリック・コメントを募集しましたが,その結果,お寄せいただいたご意見等を踏まえ,原案を一部修正することとしています。

修正後の制度要綱につきましては,以下をご参照ください。

データの取扱いについて

<平成22年3月26日公表>

新デリバティブ売買システム導入に伴う先物・オプション取引制度改正要綱(案)pdf

別紙pdf

  • ※修正箇所は,青字にて記載しております。

<参考:平成21年7月28日公表分>

新デリバティブ売買システム導入に伴う先物・オプション取引制度改正要綱(案)pdf

別紙pdf

修正内容の概要は,以下のとおりです。

1.注文機能の拡充

発注方法を分かり易く,かつ利用し易いものとする観点から,利用ニーズがない,インバランス注文の導入を見送ることとする。

併せて,同様の観点から,板寄せ時にFAS条件を付した成行注文を板寄せ方式による約定値段の指値として注文板に残すとしていた機能の提供も見送ることとする。

2.取引IDの管理

制度趣旨が変わらない範囲で取引参加者の負担を軽減する観点から,取引IDは,原則として,注文電文中の当社が指定した項目に顧客口座番号などユニークな英数字(取引ID)を設定することにより行うよう求めていくこととし,その管理方法を見直すこととする。

3.サーキット・ブレーカー制度(呼値の制限値幅の拡大措置)

引け間際の投資家等の取引機会を確保する観点から,午後2時45分以降の日中立会が終了するまで及び午後11時以降のイブニング・セッションが終了するまでの間は,サーキット・ブレーカー発動基準に該当した場合においても,現行と同様,サーキット・ブレーカーは発動しない(=呼値の制限値幅を拡大しない)よう,サーキット・ブレーカー制度を見直すこととする。

本件に関して寄せられた主なご意見及びそれに対する当社の考え方につきましては,以下をご参照ください。

「新デリバティブ売買システム導入に伴う先物・オプション取引制度改正要綱(案)」に関するパブリック・コメントに対する回答pdf

ご意見をご提出いただいた皆様におかれましては,本件の検討にご協力いただきありがとうございました。