パブリック・コメント

日経平均オプション取引に係る限月取引の設定方法の一部変更について

当社は、市場参加者の利便性向上を図る観点から、日経平均株価を対象としたオプション取引について、限月取引の設定方法を一部変更し、既存の第2金曜日に満期日を迎える限月取引に加えて、通常オプションが設定されていない各週の金曜日に満期日を迎える限月取引(Weeklyオプション)を新規に設定することとし、今般、制度要綱を取りまとめました。


当社は、2014年10月10日(金)から11月8日(土)までの間、「日経平均オプション取引に係る限月取引の設定方法の一部変更について」に関するパブリック・コメントを募集しました。ご意見をご提出いただいた皆様には、本件につきましての検討にご協力いただきありがとうございました。本件に関して寄せられたご意見及びそれに対する当社の考え方につきましては、以下をご覧ください。なお、本件につきましては原案どおりといたします。

ご意見

現在の株価水準では数%程度の変動で1,000円超となり、上下8本では最も外側のオプションであっても比較的早く流動性の薄いイン・ザ・マネーの状態になってしまうことが想定されます。 OSEは現物株では取引に参加できないサラリーマンにとっても参加しやすい環境だが、更なる参加者の増加に向け、Weeklyオプションについては外側のオプションを上下12本まで拡充していただきたい。【個人】

当社の回答

市場関係者の御意見を踏まえて取引開始当初における権利行使価格設定方法は週次設定限月取引の流動性が分散しないよう当初案どおりとしますが、取引開始以降の取引状況等によっては再検討することといたします。

ご意見

<投資部門別取引内容について>
従来限月のみを開示し、週次設定限月が非開示となるのは情報の非対称があると考えられるため、従来限月同様に投資部門別取引内容を開示の対象としていただきたい。【楽天証券株式会社】

当社の回答

取引参加者による当社への報告事務の負担に配慮し、原案どおり週次設定限月取引は投資部門別の開示対象には含めないこととしますが、銘柄拡充後の取引状況等によっては再検討することといたします。

ご意見

<平成27年5月末までの取扱い開始について>
リリースまでの期間が短く、システム開発等を鑑みてスケジュールがタイトで且つコストも大きく掛るため、リリース時期を考慮いただき、インセンティブプログラムなども検討いただきたい。【楽天証券株式会社】

当社の回答

リリース時期の変更は予定どおり準備を進めている多くの市場関係者への影響が大きいため原案どおりといたしますが、幅広い投資家層の早期取込みを図るため、時限を定めて全取引参加者を対象とした「手数料割引キャンペーン」を実施することとします。

本件に係る関連諸規則の一部改正については,規則改正新旧対照表のページをご覧ください。