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2014/05/30 東証 特設注意市場銘柄の指定継続について-(株)京王ズホールディングス-
以下のとおり、特設注意市場銘柄の指定を継続することにしましたので、お知らせします。
1.銘柄 |
株式会社京王ズホールディングス 株式 (コード:3731、市場区分:マザーズ) |
2.決定日 | 平成26年5月30日(金) |
条文 |
有価証券上場規程平成25年8月9日改正付則第2項の規定による同日改正前の有価証券上場規程第501条第3項 (内部管理体制確認書を提出した上場会社において、内部管理体制等に問題があると認められない場合に該当しないため) |
3.理由 |
当取引所は、株式会社京王ズホールディングス(以下「同社」という。)が、元代表取締役社長への不正な資金流出や、販売奨励金による売上高の過大計上を行っていたこと等により、平成18年10月期から平成23年10月期第3四半期までの有価証券報告書等に係る訂正報告書を、平成23年12月22日に提出した件について、同社の内部管理体制等について改善の必要性が高いと認め、平成24年1月18日に同社株式を特設注意市場銘柄に指定しました。 当該指定から1年を経過した後に同社から提出された内部管理体制確認書の内容等を確認したところ、同社の内部管理体制等が十分に改善されたとは確認できなかったため、平成25年4月30日に同社株式について特設注意市場銘柄の指定を継続することにしました。 今般、当該指定から2年を経過したため、当取引所は、同社から内部管理体制確認書の提出を受けその内容等を確認したところ、改善への取り組みは行っているものの、不正に関与した役員の一部について、同社子会社の従業員等として雇用される状況が継続していたこと、不正を指示した元代表取締役に対して、過去に流出した資金の回収についての十分な対応を行わなかったこと、元代表取締役が実質的に全株式を保有していた会社に対して、新規貸付を行っていたことが判明しました。また、社内諸規則及び内部統制の適切な整備・運用が実施されていないこと、内部監査が適切に実施されていないことも判明しました。 これらを踏まえると、同社の内部管理体制等が十分に改善されたとは確認できないことから、同社株式について特設注意市場銘柄の指定を継続することにしました。 なお、同社株式が特設注意市場銘柄に指定された日(平成24年1月18日)から3年を経過し、かつ、内部管理体制等に引き続き問題があると認められた場合は、同社株式は上場廃止となります。 |
お問合せ
株式会社東京証券取引所
上場部ディスクロージャー企画グループ
電話: 03-3666-0141(代表)