立会外取引

J-NET取引とは

J-NET取引は、大阪取引所の競争売買市場から独立したJ-NET市場において行う、立会によらない先物・オプション取引をいいます。

J-NET単一銘柄取引

相手方を指定した取引を行うことができます。相手方取引参加者・銘柄・価格・数量等を指定し、呼値が合致すると同時に約定します。詳細については本ページをご参照ください。

フレックス単一銘柄取引(フレックス先物・オプション取引)

相手方を指定し、より柔軟な取引条件(満期日・最終決済方式等)のもとで取引を行うことができます。詳細については以下のページをご参照ください。

フレックス先物取引
フレックス・オプション取引

コンプレッション取引

指数先物・オプション取引の建玉一括削減を目的とした取引です。詳細については以下のページをご参照ください。

コンプレッション取引

制度概要

対象となる取引

大阪取引所で取引可能なすべての先物・オプション取引を対象とします。商品の詳細については以下のページをご参照ください。

商品一覧
  • 日経225マイクロ先物及び台湾加権指数先物は対象外です。
  • 祝日取引も対象とします。詳細は"こちら(祝日取引)"をご参照ください。

取引時間

指数先物(日経平均VI先物を除く)・指数オプション

8:20~16:00
16:15~翌6:00

日経平均VI先物

8:20~16:00
16:15~19:00

国債先物・国債先物オプション・金利先物

8:20~15:15
15:25~翌6:00

有価証券オプション

8:20~16:00

商品先物(ゴム市場を除く)・商品先物オプション

8:20~16:00
16:15~翌6:00

商品先物(ゴム市場)

8:20~16:00
16:15~19:00

呼値

呼値の単位

呼値の単位は、以下のとおりです。

    
商品 呼値の単位
指数先物・指数オプション 0.0001円(ポイント)
国債先物・国債先物オプション・金利先物
有価証券オプション 10銭(一部の銘柄については1円)
商品先物 金標準先物、白金標準先物、ゴム(RSS3)先物、ゴム(TSR20)先物 0.001円
金ミニ先物、金限日先物、白金ミニ先物、白金限日先物、
パラジウム先物、小豆先物、とうもろこし先物
0.1円
銀先物、CME原油等指数先物 0.0001円(ポイント)
一般大豆先物 1円
商品先物オプション 金先物オプション 0.01円

 

値幅

次表の値幅内で呼値を行うことができます。

  • 当日の立会内取引における呼値の制限値幅を超える値段での取引も可能です。

             
商品 基準値段 値幅
日経平均VI先物 Last Price又は
直近の最良買い呼値及び最良売り呼値の仲値(BBO仲値)(注1)
当取引日の呼値の制限値幅の基準値段 × 20%
日経平均・配当指数先物 当取引日の呼値の制限値幅の基準値段 × 10%
日経225先物 当取引日の呼値の制限値幅の基準値段 × 8%
日経225mini
TOPIX先物
ミニTOPIX先物
JPX日経400先物
JPXプライム150指数先物
東証グロース市場250指数先物
TOPIX Core30先物
東証銀行業株価指数先物
S&P/JPX 500 ESGスコア・ティルト指数先物
FTSE JPXネットゼロ・ジャパン500指数先物
日経平均気候変動1.5℃目標指数先物
東証REIT指数先物
RNプライム指数先物
NYダウ先物
FTSE中国50先物
中期国債先物 当取引日の呼値の制限値幅の基準値段 × 0.5%
長期国債先物
長期国債先物(現金決済型ミニ)
超長期国債先物(ミニ)
TONA3か月金利先物
長期国債先物オプション 当取引日の権利行使対象長期国債先物取引の呼値の制限値幅の基準値段 × 0.5%
日経225オプション 立会に係る呼値の制限値幅の基準値段
(銘柄により異なる)
(前取引日の対象株価指数の終値 × 11%(注2) +       
|直近の対象株価指数値(注3) - 前取引日の対象株価指数終値|)
日経225ミニオプション
TOPIXオプション
JPX日経400オプション
有価証券オプション (当日の原資産に係る制限値幅の基準値段×8% +
|直近の原資産価格 - 当日の原資産に係る呼値の制限値幅の基準値段|)
金標準先物Last Price 当取引日の呼値の制限値幅の基準値段×32%
金ミニ先物
金限日先物
銀先物
白金標準先物
白金ミニ先物
白金限日先物
パラジウム先物
CME原油等指数先物 Last Price又は
直近の最良買い呼値及び最良売り呼値の仲値(BBO仲値)(注1)
当取引日の呼値の制限値幅の基準値段×10%
ゴム(RSS3)先物Last Price 当取引日の呼値の制限値幅の基準値段×32%
ゴム(TSR20)先物
一般大豆先物
小豆先物
とうもろこし先物
金先物オプション 当取引日の金標準先物取引に係る呼値の制限値幅の基準値段 ×10%

  • BBO仲値は最も近接する呼値可能な値段に切り上げ又は切り下げをします。ただし、最も近接する値段が2つある場合は、高いほうの値段に切り上げるものとします。たとえば、日経225先物における最良買い呼値及び最良売り呼値がそれぞれ19,990円及び20,000円の場合は、BBO仲値は20,000円となります。
  • 直近3限⽉及び日経225ミニオプションは8%とします。
  • 原資産を同じくする先物価格から逆算した値を⽤います。

取引の最小数量

1単位以上の数量で取引を行うことができます。(日経225ミニオプションは10単位以上)

値洗い・建玉及び決済・証拠金・参加者負担金について

各銘柄における売付け又は買付けとして取扱います。(立会により成立した取引と同様に取扱うこととなります。)

取引高及び約定値段についての取引参加者への通知及び公表

取引終了後、報道機関に資料を配布します。当ウェブサイトに翌日掲載する日報(大阪取引所/東京商品取引所日報)において、各銘柄のJ-NET市場における取引高、四本値を公表します。

利用方法

現物の立会外取引とJ-NET取引をそれぞれ同時に行うことができることから、次のような戦略・取引を容易に行うことができます。

  • EFP(Exchange for Physical)取引(現物バスケットと先物を"交換"する取引)
  • オプションの戦略(ストラングル、カレンダースプレッド等)
  • 先物とオプションの組合せの戦略(先物をオプションでヘッジする戦略等)

上記の利用方法の他、マーケットインパクトを回避して、現物・デリバティブのポジションを同時に保有又は調整することができるため、様々な戦略を行うことができます。また、商品先物に関して、EFP取引及びEFS取引はJ-NET取引として取り扱います。

要綱等

制度要綱は以下のページをご覧ください。

取引別制度要綱

著作権等

日経平均株価、ラッセル/野村プライムインデックスの著作権等について