事業概要
背景・目的
東京都は、エネルギーの安定供給の確保や脱炭素化に向け、都内における水素エネルギーの需要拡大・早期社会実装化に取り組んでおり、特に、脱炭素社会の実現に向けて重要となる再生可能エネルギー電力由来の水素(グリーン水素)の活用促進を進めています。その一環として、令和6年度より市場形式による水素取引を試行する「東京都グリーン水素トライアル取引」を実施しております。
主な変更点
令和7年度第3回トライアル取引(前回)からの入札方法の変更点は以下のとおりです。
※( )内はグリーン水素トライアル取引実施規程の関連条文
- 利用側落札者が複数いる場合、事業実施者による利用側落札者間の輸送数量の調整を可能とする旨規定(第11条第2項)
利用側落札者が、輸送期間中に自らの落札数量を超える受入を希望する場合、他の利用側落札者で受入不要な数量があれば、その分を事業実施者が融通できるよう規定を追加しました。 - 利用側落札者の自己都合により、輸送数量が落札数量より大幅に減少した場合の措置について規定(第11条第7項)
自己都合により輸送数量が落札数量より大幅に減少した場合、事業実施者は当該利用側落札者の次回入札参加を認めないことができる旨規定を追加しました。 - 次順位落札者への打診期限を明確化(第12条第1項及び第13条第1項)
入札参加者への次順位落札者の打診期限は、全入札参加者に入札結果を通知するまでとしました。 - 落札者の義務履行の障害となる設備の故障等に設備点検も含まれる旨明記(第15条第2項及び第5項)
義務履行が遅滞又は不能となるおそれがあるときについて、入札時にスケジュール未定の設備点検も設備故障と同様の扱いとなる旨明記しました。
入札の概要
※太字は令和7年度第3回トライアル取引からの変更箇所です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取引対象 | 以下を満たすグリーン水素
・再生可能エネルギー由来の電力を使用し、水電解により製造された水素 ・ISO14687 Grade Dに準拠した水素 |
| 参加資格(抜粋) | <供給者>
・指定するトレーラー及びカードルの規格に準拠した容器での出荷が可能であること ・グリーン水素の規格を満たす証明書を提出すること(利用側の要請に応じて利用側にも証明書を提供) ・適格請求書発行事業者であること ・高圧ガス保安法及び消防法に基づく高圧ガス製造許可及び届出、 又は高圧ガス保安法に基づく販売事業届出が済んでいること ・都内の利用者に対して安定的かつ経済的にグリーン水素を輸送するにあたって 大きな障害がないと認められること |
| <利用者>
・都内に拠点を置く水素ステーション又は指定するトレーラーまたはカードルを受入可能な施設があること ・都内において、高圧ガス保安法及び消防法に基づくグリーン水素の 受入れ、貯蔵、利用又は販売に係る許認可を得ていること |
|
| 入札実施区分 | 供給者・利用者ともにトレーラー輸送コースとカードル輸送コースに分けて入札を実施する |
| 入札への参加 | 「入札への参加」ページに記載のメールアドレスに申込書を送付するとともに参加資格の証明書類等を提出(※) ※過去に本事業の入札に参加し、参加資格の証明書等を提出済の者において、当該証明書の内容に変更ない場合は省略可。 |
| 入札の方法 | 当社が指定するウェブフォームにて入札を実施 |
| 入札内容 | <供給者>
売却単価(円/N㎥)(※)、指定する期間において輸送可能な週当たりの最大数量、受渡し可能な日、出荷地点 ※出荷にかかる経費を含む |
| <利用者>
購入単価(円/N㎥)、希望購入数量、受取希望日、受取地点 |
|
| オークションの実施・受渡 | ・供給者・利用者双方のダブルオークションを実施
(供給者と利用者の価格差については東京都による価格差支援を実施) ・トレーラー単位またはカードル単位で配送し、トレーラーは回収時に残余分を引き取ったうえで精算 |
| 輸送 | 東京都が指定する輸送事業者による配送を行い、費用の一部については都が負担 |
| オークション結果の公表等 | 供給側及び利用側双方の落札者決定後、供給者及び利用者のN㎥単位の落札単価、落札数量を公表 |
入札実施区分
※太字は令和7年度第3回トライアル取引からの変更箇所です。
| 区分 | 条件 |
| (1)トレーラー輸送コース | ・トレーラーは一基2,484N㎥(2,800S㎥) ・供給側落札単価は285円/N㎥(前回トライアル取引における供給側落札単価)を上限とする ・供給者においては毎週輸送可能であること ・利用者においては毎週受入可能であること(特段の事情がある場合、事業実施者が認める期間、週1回未満の受入も可能) ・輸送スケジュールについては落札者決定後に落札者である供給者、 落札者である利用者及び事業実施者(注1)が指定する輸送事業者の間で調整のうえ決定 ・トレーラーは定期輸送で入替え ・各輸送におけるトレーラーの返却期限は、輸送調整時に供給側落札者、利用側落札者及び輸送事業者にて調整 ・トレーラーの最終返却期限は2027年2月26日 ・トレーラー返却時に1Mpa以上は残して返却 ・利用側落札者の受取地点において、トレーラー到着時及び返却時にトレーラー内のグリーン水素量を測定(トレーラーに残っている水素の温度と圧力を元に計算(注2))し、合計使用量に基づいて精算 ・利用者は、1回の水素輸送につき、80,000円(税抜)を輸送事業者に支払い(輸送開始前に利用者側の受取地点にて、接続等の確認を行う場合においても1回の水素輸送とみなす) ・利用側の設備故障等による受入不可の場合の、供給側落札者に対する直近輸送分の賠償額は以下のとおり 利用側落札単価×1,242N㎥< |
| (2)カードル輸送コース | ・カードルは一基263N㎥(296S㎥) ・供給側落札単価は371円/N㎥(前回トライアル取引における供給側落札単価)を上限とする ・供給者においては毎週輸送可能であること ・輸送スケジュールについては落札者決定後に落札者である供給者、 落札者である利用者及び事業実施者(注1)が指定する輸送事業者の間で調整のうえ決定 ・カードルを返送時に1Mpa以上残す(正味の使用可能量は248N㎥(279S㎥)(at35℃)程度) ・カードル一基につき248N㎥(279S㎥)を利用量として精算(カードル返却時における利用量の測定は行わない) ・カードルは輸送から1か月以内又は2027年2月26日のうち早いタイミングで返却 ・利用者は、1回の水素輸送につき、55,000円(税抜)を輸送事業者に支払い ・利用側の設備故障等による受入不可の場合の、供給側落札者に対する直近輸送分の賠償額は以下のとおり 利用側落札単価×248N㎥ |
- 事業実施者は、東京都及び株式会社東京商品取引所となります。
- 落札した供給者・利用者に別途お知らせいたします。