デリバティブ取引

J-GATE

大阪取引所及び東京商品取引所は、デリバティブ市場について、国内外の幅広い投資家の皆様に認知いただきご利用いただくため、そのシンボルとなるデリバティブ売買システムに"J-GATE"という名称を付けています。

J-GATEロゴ

"GATE"は、"Global Access Trading Engine"の頭文字をとったもので、海外から日本へ・日本から海外へのグローバルな入り口であることを表現しています。また、"GATE"はシステムの堅牢性も表現しています。
ロゴマークは、"GATE"の「G」を2本の曲線で形作ることにより、変化へのスピード感を表現しています。

システムの特徴

世界最高水準のパフォーマンス

Nasdaq 社のGenium INET Tradingを採用

2021年のリプレイスにおいても、世界的に採用実績のあるNasdaq社のGenium INET Tradingを引き続き採用しています。

  J-GATE
注文処理レイテンシ(50%タイル)(注) 40マイクロ秒
注文処理スループット(全体) 約100,000件/秒
  • 「注文処理レイテンシ」は、注文取引を受信してから板登録が完了しその応答を返すまでの内部処理時間を計測したものです。

世界的なリスクマネジメント需要への対応

全ての取引参加者による利用が必須であるプリ・トレード・リスク・チェック機能(TradeGuard(注1))を有しており、より信頼性の高い市場を実現しています。

  • TradeGuardは、取引参加者の注文を取引所が受け付ける前にリスクチェックにかけ、一定の閾値を越えている場合は発注を自動的に止めることができる機能です。

 

J-GATEとの接続方式

注文等に関する接続方式

取引参加者とJ-GATEとの間で注文等を行う接続方式には、API(注2)による接続と、OUCH(注3)による接続の2種類があります。

  • API(Application Programming Interface)は、J-GATEとの接続の共通処理がアプリケーションにより提供された標準的な接続方式で、新規注文、訂正・取消注文のほか、相場情報等も取得することが可能です。
  • OUCHは、J-GATEとの通信仕様を定めたプロトコルで、新規注文、訂正・取消し注文の送信等に特化した接続方式となります。

 

相場情報に関する接続方式

相場情報の受信を行うための接続方式には、APIによる接続のほか、世界的に標準的な通信方式であるマルチキャストによる相場情報配信プロトコルであるITCH(注4)による接続の2種類があります。

  • ITCHは、J-GATEとの通信仕様を定めたプロトコルで、APIとの併用を前提とした、相場情報の受信に特化した接続方式です。