一般大豆先物

商品概要

大豆とは

わが国の大豆栽培が古くから行われていたことは、大豆を食用としていた歴史にもつながります。 また、大豆を加工して食品としたのも古く、一般庶民の間に広まっていったのは、桃山時代に茶道懐石料理が普及したことがきっかけと言われています。 現在、大豆を原料とした味噌、納豆、醤油、豆腐などは、私たちの食生活に欠かす事の出来ないものですが、 これらが長い歴史の中で創意工夫され、食膳に供せられていることは、日本人の生活の知恵が生かされているといってもよいでしょう。大豆は「畑の肉」と言われるように、タンパク質、脂肪、炭水化物、灰分、無機質、ビタミン類を含み、栄養価も高く、 人体の細胞の構造と機能に必要な食品であるばかりではなく、近年、植物性タンパク質の重要性が認識されるに従い、世界的に大豆食品が注目されています。
大豆価格は、世界最大の生産国であるアメリカの作柄に大きく影響されますが、近年、生産量が急激に増加している南米の作柄が価格に及ぼすことも大きくなっています。世界最大の輸入国である中国の動向、為替や輸送運賃の変動にも注意が必要です。

大阪取引所で上場されている一般大豆の標準品は、「アメリカ合衆国産黄大豆のうち、アメリカ合衆国農務省穀物検査規格No2であって、遺伝子組換え大豆又は遺伝子組換え大豆と非遺伝子組換え大豆とが分別されていない大豆」となっており、用途としては大豆を圧搾して、「大豆油」と「大豆ミール(大豆かす)」を生産する圧搾需要が中心です。

(※)大豆先物は消費税抜き価格で取引が行われており、受渡しを行う場合は消費税が課されます。

大豆の価格形成上の特徴

とうもろこしや大豆などの農産物は収穫時期により、当年度以前に既に収穫されたもの(旧穀)と当年度にこれから収穫されるもの(新穀)で別物のように価格が変動することがあり、春から新穀が収穫されるまでを天候相場、収穫後から春前までを需給相場と呼ぶこともあります。
新穀と新穀限月、旧穀と旧穀限月は、CBOT(CMEグループ内の取引所で農産物を上場)と、大阪取引所は以下の対応となっています。

このように暦年の途中で旧穀から新穀に変わるため、米国農務省(USDA:U. S. Department of Agriculture)が公表している農産物の各種統計のように、収穫から次の収穫直前までを一サイクルとする収穫年度を基準に作成されているものが多くみられます。 例えば、米国のとうもろこし及び大豆の収穫年度は、毎年 9 月 1 日を期初とし、翌年 8 月末を期末となっているので、X0/X1 年度といえば、 X0 年 9 月 1 日から X1 年 8 月末日までの期間を指しており、X0 年産の新穀が計上されています。収穫年度は、おおむね各国で作物が収穫される時期を期首としているため、国、作物によって収穫年度の開始月は異なることになります。

受渡しについて

受渡

商品先物取引業者等

取引参加者一覧

外部情報サイト

WASDE report(米国農務省需給報告等)icon-block
財務省貿易統計icon-block
農水省 作物統計icon-block
農水省 油糧生産実績調査icon-block