プラッツドバイ原油先物

商品概要

石油とは

石油は、工場や家庭、自動車など様々な場面で使用され、私たちの社会・経済・生活において必要不可欠なエネルギー資源として位置付けられています。
日本は原油のほとんどを輸入に頼っており、そのうち大半は中東産原油ですが、アジア諸国で輸入される中東産原油について、東京商品取引所(TOCOM)のドバイ原油価格は大きな影響を与えています。
原油は国際市況商品の代表といわれるように、世界全体のスケールで注視する必要があるとともに、一産油国や一消費国における特定地域の局部的な材料であっても、ときにはそれが世界全体に波及する事象であることを内包している場合もあり、変化に富んでいるのが特徴です。

原油の消費地と価格形成

世界の原油市場は消費地ごとに北米市場、欧州市場、アジア市場が形成されています。各地域に流通する石油の価格は、それぞれの地域で指標となっているマーカー原油の価格に連動して決定されています(したがって、同じ原油であっても、多くの中東産原油は輸出先の地域ごとに異なる価格で取引されています)。 アジア地域では、ドバイ原油がマーカー原油となっており、S&P Global Inc. Platts社(Price Reporting Agency, 価格報告機関:石油などの価格を評価・発表することを業としている企業)が発表するドバイ原油の月間平均価格を参照して産油国は原油の輸出価格を決定しています。そのためS&P Global Inc. Platts 社が発表するドバイ原油価格を最終決済価格としているTOCOMドバイ原油先物は、価格発見機能を通じて、域内で流通している石油価格に大きな影響を与えています。

原油先物の特徴:現金決済

ドバイ原油先物は納会日にポジションが残った場合、最終決済価格との差金の授受で取引が終了とする現金決済先物取引です。受渡しを伴わない先物取引であるため、受渡しを目的としない投資家のみならず、キャッシュフローヘッジを念頭に置いたヘッジ取引にも向いています。

商品先物取引業者等

個人向け取扱い証券会社
取引参加者一覧
TOCOM市場取引参加者
 

参考情報

動画・リーフレット等

原油先物取引に関する動画
原油先物取引のご案内(コラム)
プラッツドバイ原油(パンフレット)
 

外部情報サイト

世界の原油に関する情報

BP Statistical Review of World Energyicon-block
IEA:World Energy Outlookicon-block
The U.S. Energy Information Administration (EIA)icon-block
 

日本に関する情報

経済産業省 「資源・エネルギー統計」icon-block
石油連盟「今日の石油産業」icon-block
日本エネルギー経済研究所icon-block
 

世界の市況、価格に関する情報

S&P Global Inc.icon-block